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2018年04月10日国内貴金属は軒並み値を上げ上昇↑金は2ヶ月ぶりの高値を付け、パラジウムは急反発。

【金相場】週明け9日のNY金相場は、ユーロ高・ドル安の相場展開が意識され堅調地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス1340.10ドル(+4.00ドル)と、続伸して取引きを終了。この日は、外国為替市場でドルが対ユーロなどで下落し、ドルの代替投資先の金に買いが入り序盤より買いが先行した。また、米財務省が週末にロシアへの追加の経済制裁を発表し、対するロシアも報復措置を示唆したと伝わった。中東情勢に加え、米・ロ関係の悪化への警戒感も、安全資産としての金相場を支えたとの指摘もあった。ただ、米・中間の貿易摩擦激化に対する過度の懸念が後退する中で、米国株式相場が一時急伸。投資家のリスク回避姿勢が後退したことから、安全資産とされる金を売りに出す動きも見られ、買い一巡後は上値の重い展開となった。中国の習近平国家主席は翌10日、ボアオ・アジアフォーラムで基調講演を行う予定。市場は習氏が米中貿易摩擦について何らかの見解を示すかどうかに注目している。

国内の金相場は、ドル安を背景に買いが優った週明けのNY市場を映して反発。買取ベースでは1gあたり4,914円(+6円)と、直近高値を上抜き、2月27日相場以来およそ6週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

04/10   4914円 (+6円)

04/09   4908円 (-1円)

04/06   4909円 (+12円)

04/05   4897円 (+14円)

04/04   4883円 (-2円)

04/03   4885円 (+32円)

04/02   4853円 (-10円)

03/30   4863円 (-18円)

03/29   4881円 (-8円)

03/28   4889円 (-22円)

直近10日間の金相場平均価格:4,888円/g


【パラジウム相場】週明け9日のNYパラジウム相場は、前週末までの軟調地合いによる安値反動や、株高・ドル安を背景に買いが加速し急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス932.50ドル(+37.35ドル)と、4営業日ぶりに値を上げ、先月29日相場(約2週間)ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引では日本やアジア株が堅調となった事が材料となり小高く推移した。また、外国為替市場ではユーロ高・ドル安が進むと、割安感が意識されたパラジウムは買いの勢いが加速。前週末までの売り過剰感による買い戻しや、株高加速が材料となり一気に上げ幅を拡大した。途中、中東情勢に加え、米ロ関係の悪化への警戒感から株価の買いが一服するも、パラジウムは堅調地合いを維持し、終値では前日比+4.17%と大幅高で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、売り過剰感から急反発したNY市場を映して上昇。買取では1gあたり3,397円(+92円)と、大きく値を上げ4営業日ぶりに反発しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/10   3397円 (+92円)

04/09   3305円 (-11円)

04/05   3316円 (-59円)

04/05   3375円 (±0円)

04/04   3375円 (+5円)

04/03   3370円 (-86円)

04/02   3456円 (±0円)

03/30   3456円 (-70円)

03/29   3526円 (+21円)

03/28   3505円 (±0円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,408円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1335.60ドル、パラジウムは930.45ドル、為替は1$107円19銭前後の値動きで推移しております。