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2014年11月13日海外相場を映し国内金は反落↓パラジウムは小幅高となり、2営業日続伸↑

【金相場】12日のNY金相場は小反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1159.10ドル(-3.90ドル)と、小幅に値を下げて取引きを終了。この日は新規取引きを材料も乏しく、全体的に小動きな展開となった中、序盤は外為市場でドルがユーロに対して弱基調で推移した事から、金は買いが先行し一時1170ドル圏内まで上伸。その後、徐々にドルが上昇に転じた事を受け、金は相場を圧迫され売りが優勢に。結局終値ではマイナス圏に転じてこの日の取引きを終えた。

国内の金相場は値を下げた海外相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,608円(-17円)と、小幅に値を下げ反落しました。

≪直近10日間の金相場価格推移≫

11/13   4608円 (-17円)

11/12   4625円 (+55円) ※最高値

11/11   4570円 (-32円)

11/10   4602円 (+76円)

11/07   4526円 (+14円)

11/06   4512円 (-57円)※最安値

11/05   4569円 (+20円)

11/04   4549円 (+32円)

10/31   4517円 (-35円)
 
10/30   4552円 (-20円)

直近10日間の金平均価格:4,563円/g




【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス773.65ドル(+0.95ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を伸ばし、この日の貴金属市場では唯一プラス圏で取引きを終了。この日の貴金属市場はドル高要因から相場を圧迫され、パラジウムを除いて軟調に推移。パラジウムは序盤から前日終値を上回るなど買いが先行し、一時780ドル超まで上伸。その後、ドルの上昇や他貴金属の下落からパラジウムも上げ幅を縮小し、前日終値水準まで値戻されたが、プラス圏を維持してこの日の取引きを終えた。一方、ウクライナ情勢が再び緊迫化するのではとの警戒感から市場は動向を注視している模様。
先日7日にウクライナ軍は、戦車や重火器からなる大規模なロシア軍部隊が、国境地帯を越境してウクライナ入りしたと発表。親ロシア派が掌握する東部ドネツクでは再び激しい砲撃が起きるなど状況が悪化。また、12日にウクライナは親ロシア派からの攻撃に備え、東部に政府軍を再配備していると明らかにするなど、9月から続く親ロシア派武装勢力と政府軍の停戦が崩壊の危機に直面し、全面的な戦闘再発の懸念が高まっている。

国内のパラジウム相場は続伸。買取では1gあたり3,051円(+5円)と、海外相場が上伸した事を映し国内相場も2営業日続伸。他貴金属が反落した中、小幅ながら値を伸ばしました。

≪直近10日間のパラジウム相場価格推移≫

11/13   3051円 (+5円)

11/12   3046円 (+54円)

11/11   2992円 (-10円)

11/10   3002円 (+37円)

11/07   2965円 (-5円)

11/06   2970円 (-59円)

11/05   3029円 (-60円)

11/04   3089円 (+173円)※最高値

10/31   2916円 (-16円)※最安値

10/30   2932円 (+11円)

直近10日間のパラジウム平均価格:2,999円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金は1トロイオンス1162.10ドル、パラジウムは773.90ドル、為替は1$115円60銭前後の値動きで推移しております。