相場情報

毎日の地金や貴金属などの相場動向、世界情勢やマーケット市況などをご紹介。

相場情報

HOME > 相場情報

2015年02月18日海外相場では4営業日ぶりにマイナスに転じたものの、国内パラジウムは為替要因から小反発↑

17日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の3月限は1トロイオンス783.25ドル(-11.20ドル)と、4営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、連休前(13日)に大きく上伸した反動から、利益確定売りが出た事で相場を圧迫。また、中国が春節(旧正月)に入る事から、現物需要の減少が見込まれる事も相場の下押し要因となり軟調に推移したほか、金をはじめ貴金属市場全般が値を下げた事も売り材料視され、相場は一時780ドルを割り込む場面もあった。その後は米の株式相場高や、割安感から再び買い戻されるも、終値では4営業日ぶりに値を下げて取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は為替が円安に振れた事を映して反発。買取では1gあたり3,191円(+5円)と他貴金属が値を下げた中、ほぼ横ばいながらプラスに転じ小反発しました。
需給逼迫の観測や、為替要因、ウクライナ情勢を背景にここ最近高値圏で推移しているパラジウムは、年初来より3,000円台を維持して推移。2月に入ってはgあたりおよそ3,150円~3,200円のレンジで推移し、先日16日には買取では3,200円台に価格をのせるなど、先月14日相場以来およそ1か月ぶりの高値圏まで上伸。ただ、欧州圏・中国の景気後退観測や、ギリシャ問題などからも相場を振られやすく、値動きが荒い状況が続いており一進一退。2月の本日までの値動きでは最高値3,208円(16日相場)、最安値3,089円(2日相場)、平均では3,169円/gと、先月の月間平均(3,169円)と、ほぼ同水準のレンジ内推移となっております。

《本日までの2月パラジウム相場価格推移(買取)》

02/18   3191円 (+5円)

02/17   3186円 (-22円)

02/16   3208円 (+54円) ※最高値

02/13   3154円 (-5円)

02/12   3159円 (-5円)

02/10   3164円 (-17円)

02/09   3181円 (+11円)

02/06   3170円 (-11円)

02/05   3181円 (+27円)

02/04   3154円 (-5円)

02/03   3159円 (+70円)

02/02   3089円 (-32円) ※最安値

2月現在までのパラジウム平均価格:3,164円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在のパラジウムは782.10ドル前後の値動きで推移しております。