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2015年03月13日歯科用12%金パラ-今週5営業日の値動き

本日地金の金は小幅に値を下げ引き続き軟調に推移したものの、パラジウムが小幅ながら3営業日ぶりに反発した事から、歯科用金パラは前日比変わらずの横ばい。GCキャストウェルM.C.の買取り価格は35,000円/個、その他の12%金パラの買取り価格は34,600円/個(共に前日比±0円)。

今週5営業日の金パラの値動きは、値を上げた日が1日(10日相場)、下げた日が3日(9日・11日・12日)、変わらなかった日が1日(13日)と、先週の高値相場から後退し週間では軟調に推移。先週末に発表された米の2月雇用統計が予想以上に良好な内容となった事から、改めて米の早期利上げ観測が意識されたほか、ECBによる量的緩和策の実施を受けて、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが加速。金をはじめ貴金属市場全般がドル建てによる割高感から値を下げ軟調に推移し、金パラも前週に付けた過去最高値圏から価格水準を下げ戻し、過熱感が一服しました。週初め9日は、前週末の海外相場が米の雇用統計を受けて大きく値を下げた事を映し、国内でもパラジウムを除いた貴金属がそれぞれ値を下げ、金パラも大きく反落。翌10日は、前日の下げに対する反動買いから海外相場が反発し、金・パラジウムがそれぞれ値を上げた中、パラジウムが直近高値を更新。国内ではおよそ14年ぶり(2001年2月23日相場来)の高値を記録し、金パラもプラスに転じました。11日・12日は一段とドル高・ユーロ安が進行した事から貴金属は総じて軟調に推移し、それぞれ直近安値を更新。地金が調整された事から、金パラも先月末から月初にかけて8営業日続伸した上昇分を消化し、昨日11日は先月25日相場以来およそ2週間ぶりの価格水準へ値戻され軟調に推移。本日は引き続き金は小安く推移したものの、パラジウムがプラスに転じ3営業日ぶり小反発した事から、金パラは前日比変わらずと下げ渋り、横ばいとなりました。

5営業日の最高値は35,600円(10日相場:キャストウェルベース)、最安値は35,000円(12日・13日相場)、平均価格は35,260円/個となっており、前週5日間の平均比(3月2日~6日:35,750円/個)に対し1個あたり-490円と、率では-1.3%。また、週間では4週ぶりにマイナスで越週となり、過去最高値水準で推移した前週相場から調整されました。高値相場が一服した現在の金パラ相場は、先月末(2月24日相場~27日相場)近辺の価格水準で推移しております。

《今週5営業日の12%金パラ価格推移(キャストウェルベース)》

03/09   35450円 (-300円)

03/10   35600円 (+150円) ※最高値

03/11   35250円 (-350円)

03/12   35000円 (-250円) ※最安値

03/13   35000円 (±0円)

5営業日の金パラ平均相場:35260円/個
※前週平均比-490円/個




また、昨年末12月~2015年3月現在までの各月の値動きは以下の通り。※キャストウェルベース

(昨年12月)
最高値:35,650円(12/8・10相場)
最安値:34,350円(12/17相場)
平均価格:35,134円 ※前月比:1個+1,101円(+3.1%)


(1月)
最高値:35,550円(1/23・29相場)
最安値:34,550円(1/16相場)
平均価格:35,132円 ※前月比:1個-2円(-)


(2月)
最高値:35,450円(2/27相場)
最安値:34,750円(2/19・23相場)
平均価格:35,003円 ※前月比:1個-129円(-0.3%)


(3月現在)
最高値:35,850円(3/3相場)
最安値:35,000円(3/12日・13日相場)
本日までの平均価格:35,505円



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、相場が大幅に値動く場合が御座います。為替相場との兼ね合いからも日相場の価格変動が非常に激しくなっており、場合によっては乱高下する事も御座いますので、ご売却検討の方はリスクを極力回避して安全にご売却下さい。