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2021年01月28日国内金相場は横ばい圏ながら小幅安で推移し5日続落した一方、パラジウムは前日比変わらずで軟調地合いが一服。

【金相場】27日のNY金相場は、リスク回避の動きから買われる場面もあったが、ドル高に相場を圧迫され軟調地合いが継続。中心限月の2月限は1トロイオンス1844.90ドル(-6.00ドル)と、5日続落して取引きを終了。FOMC結果を午後に控えて様子見ムードが広がる中、外国為替市場ではドルが対ユーロで買われ、ドル建てでの金商品は割高感から売りが先行した。また、バイデン米大統領が提案した1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス経済対策案をめぐって、野党共和党が財政悪化への懸念から反対しており、早期合意に対する期待が薄れていることも金相場を下押しした。一方、株式相場が軟調となるとリスク回避から買われる場面もあったが、午後に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を控えて方向感の乏しい展開となり、結局マイナス圏で取引きを終えた。
その後、引け後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)結果は、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定。米経済の回復ペースは減速したとし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、経済支援のため利用可能なあらゆる手段を講じる姿勢を改めて示した。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、大規模な経済支援策を縮小する状況からは程遠いと述べた。
また、FOMCの声明では債券購入プログラムについて、委員会の目標である最大限の雇用と物価安定に向けて「一段と顕著な進展」があるまで月額1200億ドル(約12兆4900億円)という現行ペースを維持すると改めて表明。購入債券の構成は変更しなかった。

国内の金相場は、小動きな流れとなったNY相場を映し小幅安に。買取ベースでは1gあたり6,719円(-2円)と、横ばい圏ながらマイナス圏で推移し、5日続落となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/28  6,719円 (-2円)

01/27  6,772円 (+24円)

01/26  6,753円 (-14円)

01/25  6,767円 (-30円)

01/22  6,797円 (-4円)

01/21  7,016円 (+1円)

01/20  6,725円 (+31円)

01/19  6,694円 (+69円)

01/18  6,625円 (-109円)

01/15  6,734円 (-3円)

10日間の金相場平均価格:6,734円/g



【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、リスク回避姿勢の台頭やドル高進行に圧迫され軟調地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス2310.50ドル(-14.50ドル)と、5営業日続落して取引きを終了。欧州連合(EU)はワクチン供給を巡り英アストラゼネカとバーチャル会議を行ったが対立を解消出来ず、域内の接種計画が一段と遅れる可能性が高まり欧州株が軟調となったほか、低調な決算内容から米国株に売りが出るなど、リスクオフムードが広がりパラジウムも序盤より軟調に推移した。また、バイデン米大統領が提案した1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス経済対策案をめぐって、野党共和党が反発する構えを示しており、早期合意に対する期待が薄れている事や、外国為替市場ではドル高が進行した事も相場の圧迫材料となった。一方、ニューヨーク州のクオモ知事は27日、新型コロナウイルス感染拡大が深刻だった地域の大半で制限措置を解除し、来週に1万7000回分のワクチンの追加供給を受けると明らかにしたほか、売り過剰感が意識されるとポジション調整から買い戻される動きもあった。

国内のパラジウム相場は、値動きなしの横ばい推移。買取では1gあたり8,421円(±0円)と、前日比変わらずとなり、軟調地合いが一服となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/28  8421円 (±0円)

01/27  8421円 (-49円)

01/26  8470円 (-61円)

01/25  8531円 (-110円)

01/22  8641円 (-22円)

01/21  8663円 (+39円)

01/20  8624円 (-22円)

01/19  8646円 (-22円)

01/18  8668円 (-143円)

01/15  8811円 (+104円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,590円/g


11:20現在の金相場は1トロイオンス1843.90ドル、パラジウムは2311.75ドル、為替は1$104円30銭前後の値動きで推移しております。