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2021年02月12日国内貴金属は売り買いまちまち↑↓金・銀はマイナス圏での値動きとなった一方、パラジウム・プラチナは一段高となり堅調な展開に。

【金相場】11日のNY金相場は、利益確定の売りに押され5営業日ぶりに反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1826.80ドル(-15.90ドル)と、マイナスサイドに反転して取引きを終了。春節(旧正月)に伴うアジア市場の一部休場を受けて、金市場の流動性は低下。前日までに4営業日続伸(4日間では+2.7%)した後を受けて、ポジション調整や利益確定の売りが出やすく、この日は序盤より売りが先行した。また、外国為替市場でドルが対ユーロで下げ止まり、ドル建てで取引される金商品の割安感が薄れたことも、金の売りを誘う要因となり、マイナスサイドで取引きを終えた。

祝日明けの国内金相場は、一進一退となったNY相場を映し続落。買取ベースでは1gあたり6,721円(-28円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

02/12  6,721円 (-28円)

02/10  6,749円 (-17円)

02/09  6,765円 (+49円)

02/08  6,716円 (+50円)

02/05  6,666円 (-102円)

02/04  6,768円 (-17円)

02/03  6,785円 (-48円)

02/02  6,833円 (+21円)

02/01  6,812円 (+73円)

01/29  6,739円 (+20円)

10日間の金相場平均価格:6,755円/g



【パラジウム相場】11日のNYパラジウム相場は、前日の急反発に対する利確売りやドル安一服を背景に小安く推移し反落。中心限月の3月限は1トロイオンス2347.00ドル(-5.50ドル)と、小反落して取引きを終了。前日のパラジウム相場はリスク選好意欲の高まりや、ドル安要因から急反発し、約3週間ぶり(1月22日相場以来)の高値を記録していた。この日は、そんな急騰した前日相場に対する利益確定売りが出やすかった事から、序盤より売りが先行。また、外国為替市場ではドル安ユーロ高の流れが一服した事も売り材料となった。しかし、プラチナが一代高値を更新し約6年ぶり(2015年2月以来)の高値を記録すると、パラジウムも連れて上昇。加えて、米政府による追加経済対策の成立で年後半の景気回復への期待は根強く、売り一巡後は買い戻しが入り下値は限定的となった。

祝日明けの国内パラジウム相場は、10日のNY相場が約3週間ぶりの高値まで急騰した事を受けて上昇。買取では1gあたり8,657円(+126円)と、前営業日の下げを埋めて、月初来高値を更新。1月21日相場以来およそ3週間ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/12  8657円 (+126円)

02/10  8531円 (-121円)

02/09  8652円 (+22円)

02/08  8630円 (+149円)

02/05  8481円 (+148円)

02/04  8333円 (+83円)

02/03  8250円 (-11円)

02/02  8261円 (+38円)

02/01  8223円 (-324円)

01/29  8547円 (+126円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,457円/g


12:45現在の金相場は1トロイオンス1826.80ドル、パラジウムは2351.75ドル、為替は1$104円84銭前後の値動きで推移しております。