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2021年11月17日国内金相場は小幅ながら9連騰し約1年3ヶ月ぶりに高値を再更新したほか、パラジウムは上げ幅を拡大し約2ヶ月ぶりの高値を更新。

【金相場】16日のNY金相場は、良好な米国経済指標を受けたドル高進行が重しとなり続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1854.10ドル(-12.50ドル)と、売り優勢で取引きを終了。ニューヨーク市場の序盤にかけては買いが先行し相場は、一時1879.50ドルと6月中旬以来約5カ月ぶりの高値に上伸した。しかし、米商務省が発表した10月の小売売上高が前月比・市場予想を共に上回り、堅調な消費動向を示す結果となったことを受けて、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行。ドル建て商品である金商品の割高感が意識され、午後にかけて徐々に値を下げる展開となった。

国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅高で推移し9営業日続伸。買取ベースでは1gあたり7,463円(+3円)と、連日で年初来高値を上抜いて、2020年8月11日相場(7560円)以来およそ1年3ヶ月ぶりの高値を更新しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

11/17  7,463円 (+3円)

11/16  7,460円 (+4円)

11/15  7,456円 (+7円)

11/12  7,449円 (+49円)

11/11  7,400円 (+153円)

11/10  7,247円 (+6円)

11/09  7,241円 (+14円)

11/08  7,227円 (+78円)

11/05  7,149円 (+40円)

11/04  7,109円 (-59円)

11/02  7,168円 (+30円)

11/01  7,138円 (-36円)

10日間の金相場平均価格:7,320円/g



【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、リスク選好意欲の高まりを背景に買い優勢地合いが継続し5営業日続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2167.60ドル(+11.50ドル)と、中心終値では9月8日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日発表の米国経済指標では10月の米小売売上高が3月以来の大幅な伸びとなったほか、製造業生産や住宅市場指数も市場予想を上回るなど堅調となった事を受け、株式相場が軒並み上昇するなどリスク選好意欲の高まり背景にパラジウムも買われ堅調となった。途中、外国為替市場ではドル高が進行した事で上値を抑えられるも引き続き堅調に推移し、この日も買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、引き続き堅調地合いとなったNY相場を映し5日続伸と上げ幅を拡大。買取では1gあたり8,679円(+126円)と、8,600円台に乗せ、前日同様に9月9日相場(8,707円)以来およそ2ヶ月ぶりの高値となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/17  8,679円 (+126円)

11/16  8,553円 (+83円)

11/15  8,470円 (+198円)

11/12  8,272円 (+93円)

11/11  8,179円 (+143円)

11/10  8,036円 (-181円)

11/09  8,217円 (+66円)

11/08  8,151円 (+126円)

11/05  8,025円 (-49円)

11/04  8,074円 (-116円)

11/02  8,190円 (+215円)

10日間のパラジウム相場平均価格:8,266円/g


11:10現在の金相場は1トロイオンス1861.75ドル、パラジウムは2175.90ドル、為替は1$114円85銭前後の値動きで推移しております。