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2021年11月30日国内貴金属はパラジウムを除いて軟調な展開に。金は3日続落した一方、パラジウムは7営業日ぶりに反発し調整地合いが一服↑

【金相場】週明け29日のNY金相場は、対ユーロでのドル高が重しとなり小反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1785.20ドル(-2.90ドル)と、小幅ながらマイナス圏に転じて取引きを終了。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の世界的な感染拡大を背景に、この日の外国為替市場ではドルがユーロに対し上昇。これを受けてドル建ての金商品の割高感が増したほか、米国株が買い戻された事も意識され相場を圧迫した。ただ、世界保健機関(WHO)はこの日、オミクロン株が国際的に拡散する公算が大きく、世界規模のリスクは「極めて高い」との分析を発表。先行き不透明感の強まりから安全資産とされる金は底堅く推移した。

国内の金相場は、週明けのNY相場が小幅安に転じた事を映しマイナス圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり7,153円(-19円)と、値を下げ3日続落となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

11/30  7,153円 (-19円)

11/29  7,172円 (-64円)

11/26  7,236円 (-33円)

11/25  7,247円 (+14円)

11/24  7,255円 (-136円)

11/22  7,391円 (-67円)

11/19  7,458円 (-25円)

11/18  7,483円 (+20円)

11/17  7,463円 (+3円)

11/16  7,460円 (+4円)

10日間の金相場平均価格:7,334円/g



【パラジウム相場】週明け29日のNYパラジウム相場は、前日までの軟調推移に対する押し目買いなどが入り小反発。中心限月の3月限は1トロイオンス1789.20ドル(+8.00ドル)と、7営業日ぶりに値を上げて取引きを終了。バイデン米大統領が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大に対して、経済封鎖や新たな渡航制限は想定してないと発言したこともあり、週明けの欧米株が持ち直すなどリスク回避ムードが一服。これを受け前日まで調整安となっていたパラジウムも押し目を買われ、一時1804.50ドルまで上昇した。一方、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して上昇した事で上値を抑えられ、結局小幅高で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、プラス圏に反転した週明けのNY相場を映し調整地合いが一服。買取では1gあたり7,211円(+88円)と、プラス圏に反転し7営業日ぶりに反発しました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/30  7,211円 (+88円)

11/29  7,123円 (-401円)

11/26  7,524円 (-33円)

11/25  7,557円 (-127円)

11/24  7,684円 (-550円)

11/22  8,234円 (-319円)

11/19  8,553円 (-192円)

11/18  8,745円 (+66円)

11/17  8,679円 (+126円)

11/16  8,553円 (+83円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,986円/g


10:45現在の金相場は1トロイオンス1797.90ドル、パラジウムは1799.55ドル、為替は1$113円78銭前後の値動きで推移しております。