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2015年07月06日国内金相場は小反発↑一方、パラジウムは為替要因から2日続落↓

【金相場】週末3日のNY金相場は、独立記念日振替のため休場。

国内の金相場は、ギリシャ不安を背景に為替が円高に振れたものの、時間外取引にて買われた事を背景に反発。買取ベースでは1gあたり4,956円(+8円)と、本日貴金属市場では唯一プラスに転じ小幅に値を上げました。
米の利上げ実施を前に、ギリシャの財務危機から売り買いが交錯している金は、現在レンジ内相場で推移。年初来の値動きでは、高値をつけた1月23日相場(5,298円/g)に対し、安値は3月18日相場(4,816円/g)となり、平均ではgあたり4,997円。また、1月~7月現在の各月平均価格では、1月5,101円、2月5,028円、3月4,901円、4月4,944円、5月4,984円、6月5,044円、7月(4営業日現在)4,956円となっております。

《年初来の金相場価格推移(1月~7月現在)》

1月5,101円  (昨年同月平均4,331円比+770円・+15%)

2月5,028円  (昨年同月平均4,438円比+590円・+11.7%)

3月4,901円  (昨年同月平均4,585円比+316円・+6.4%)

4月4,944円  (昨年同月平均4,583円比+361円・+7.3%)

5月4,984円  (昨年同月平均4,518円比+466円・+9.3%)

6月5,044円  (昨年同月平均4,492円比+552円・+10.9%)

7月(4営業日現在)4,956円


年初来1月~7月現在の金平均相場:4,997円/g





【パラジウム相場】週末3日のNYパラジウム相場は、独立記念日振替のため休場。

国内パラジウムは、ギリシャの国民投票を受けた先行き不透明感を背景に、為替が円高・ドル安に進んでいることを眺めて続落。買取では1gあたり2,851円(-65円)と、大きく値を下げ2日続落となりました。需給緩和の観測や、ギリシャの財務危機、中国の株価急落への警戒感などが重なった事から、先月初旬よりパラジウムは弱気相場で推移。国内でも為替が円高に振られやすかった事から下げ幅を拡大し、ここ1ヵ月で高値圏から価格水準を一段切り下げるなど調整地合いとなっております。

《年初来のパラジウム相場価格推移(1月~7月現在》

1月3,169円  (昨年同月平均2,533円比+636円・+20%)

2月3,186円  (昨年同月平均2,457円比+729円・+22.8%)

3月3,244円  (昨年同月平均2,627円比+617円・+19%)

4月3,131円  (昨年同月平均2,767円比+364円・+11.6%)

5月3,238円  (昨年同月平均2,852円比+386円・+11.9%)

6月3,089円  (昨年同月平均2,911円比+178円・+5.7%)

7月(4営業日現在)2,884円


年初来1月~7月現在のパラジウム平均相場:3,165円/g




現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。