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2015年08月07日プラスに転じた海外相場高を映して、国内貴金属は総じて堅調に推移↑

【金相場】6日のNY金相場は、発表された米の経済指標(週間新規失業保険申請件数)が増加した事によるドル安や、米欧の株式相場の下落を背景に買い戻され反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1090.10ドル(+4.50ドル)と、前日の下げ幅をほぼ値戻して取引きを終了。この日の金相場は、序盤は前日終値を挟んで小動きな展開で推移したが、次第にドルがユーロに対してやや軟調に推移した事から、相対的に金は買われ上昇した。また、発表された米の先週分新規失業保険申請件数がやや増加した事を受けて、ドル売りが進んだ事による割安感や、原油安を材料に、米欧の株式相場が下落した事による資金流入が支えとなり、金は上げ幅を拡大した。その後は、7月の米雇用統計発表を翌日(7日)に控えた様子見から上昇が一服するも、この日はプラス圏で取引きを終えた。

国内の金相場はプラスに転じたNY市場を映して堅調に推移し上伸。買取ベースでは1gあたり4,677円(+18円)と3営業日続伸し、先月末(30日相場)以来およそ1週間ぶりの高値回復となりました。

《直近10営業日の金相場価格推移(買取)》

08/07   4677円 (+18円)

08/06   4659円 (+4円)

08/05   4655円 (+23円)

08/04   4632円 (-42円) ※最安値

08/03   4674円 (+21円)

07/31   4653円 (-38円)

07/30   4691円 (+23円) ※最高値

07/29   4668円 (+19円)

07/28   4649円 (-30円)

07/27   4679円 (+23円)

直近10営業日の金相場平均価格:4,664円/g






【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、最近の下落を受けた安値拾いの買い戻しや、外為市場ではドル売りとなった事から買いが優勢となり反発。中心限月の9月限は1トロイオンス599.80ドル(+6.80ドル)と、前日までの安値推移から下げ止まり5営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが続いていた前日までの安値反動から買いが入り序盤より小高く推移した。また、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移した事から買いが入り易かったほか、堅調に推移している金やプラチナの値動きを眺めて、パラジウムも上げ幅を拡大し一時600ドル超まで上伸する場面もあった。その後は、原油相場の水準切り下げを材料に、米欧の株式相場が下落した事から売りが出たほか、米の利上げ時期を探るのに重要視されている雇用統計の発表を翌日7日に控えた様子見から、引けにかけては小動きな展開となった。
6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日続落し、前日比120ドル72セント(0.7%)安の1万7419ドル75セントと2月2日以来、約半年ぶりの安値となった。また、6日続落するのは2014年10月中旬以来およそ10カ月ぶりとなり、冴えない企業決算が相次いだほか、原油先物相場が続落し世界景気の減速も意識され始めたとの見方からも売りが膨らんだ。


国内のパラジウム相場は5営業日ぶりにプラスに転じた海外相場高を映して反発。買取では1gあたり2,565円(+27円)と、最近の弱気推移からやや持ち直し、週初3日相場ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

08/07   2565円 (+27円)

08/06   2538円 (-5円)

08/05   2543円 (+16円)

08/04   2527円 (-76円) ※最安値

08/03   2603円 (-32円)

07/31   2635円 (-11円)

07/30   2646円 (+22円)

07/29   2624円 (+37円)

07/28   2587円 (-64円)

07/27   2651円 (+37円) ※最高値

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,592円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1090.15ドル、パラジウムは599.30ドル、為替は1$124円78銭前後の値動きで推移しております。