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2015年09月17日国内金相場は最近の弱気推移から切り返し急反発↑パラジウムも堅調に推移し、およそ1ヵ月ぶりの高値圏へ。

【金相場】16日のNY金相場は、発表された米の経済指標が下振れた事を受けて利上げ後ずれ観測の浮上や、ドルがユーロに対して軟調に推移した事も割安感につながり大きく反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1119.00ドル(+16.40ドル)と、プラスに転じ、1日の上げ幅では8月20日相場以来の大きさとなった。この日の金相場は、売りが優勢となった前日相場への反動から序盤より買い戻しが入り小高く推移。その後、米労働省が発表した8月の消費者物価指数(CPI)が市場の予想に反して低調な内容となった事から、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移したほか、インフレ指標が弱めの内容となったことで、翌17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定が見送られるとの思惑が強まり、金は上げ幅を拡大した。途中、株式相場の上昇に上値を抑えられる場面もあったが、堅調に推移している他貴金属の値動きや、原油高が支えとなり、この日は先週8日相場ぶりの高値で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値1123.70ドル、安値1103.00ドル、終値1119.00ドル。

国内の金相場は急反発したNY市場を映して大幅高。買取ベースでは1gあたり4,651円(+73円)と、4営業日ぶりにプラスに転じて上昇。軟調に推移した前日までの3日間の下げ幅を戻し、4日相場以来およそ2週間ぶりの高値に回復しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

09/17   4651円 (+73円)

09/16   4578円 (-18円) ※最安値

09/15   4596円 (-2円)

09/14   4598円 (-30円)

09/11   4628円 (+40円)

09/10   4588円 (-62円)

09/09   4650円 (+38円)

09/08   4612円 (+23円)

09/07   4589円 (-64円)

09/04   4653円 (-49円) ※最高値

直近10日間の金相場平均価格:4,614円/g





【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、株式相場の上昇や、原油高、ドル安が重なり大幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス611.95ドル(+11.50ドル)と、2日続伸し、中心終値では先月20日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値をつけて取引きを終了した。序盤のパラジウムは、大きく買い戻された前日相場の流れを引き継いだほか、中国株価が堅調に推移した事を好感され買いが先行。また、この日発表された8月の米消費者物価指数(CPI)が、前月比で7カ月ぶりに低下し、インフレ圧力の鈍さが改めて意識された事を背景に、外為市場ではドル売り・ユーロ買いが進行。ドル安を受けた割安感も相場の上昇を手伝った。このほか、株式相場の上昇や、原油高、堅調に推移している金やプラチナの値動きを眺めてパラジウムも買いが加速し、この日はおよそ1ヶ月ぶりの高値をつけて取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値613.00、安値594.00ドル、終値611.95ドル。

国内のパラジウム相場は、海外相場がおよそ1ヵ月ぶりの高値水準に値戻した事を映して上伸。買取では1gあたり2,516円(+48円)と、買取では2,500円にのせるなど、先月21日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/17   2516円 (+48円) ※最高値

09/16   2468円 (+54円)

09/15   2414円 (-32円)

09/14   2446円 (+16円)

09/11   2430円 (+65円)

09/10   2365円 (-70円)

09/09   2435円 (+59円)

09/08   2376円 (+43円)

09/07   2333円 (-21円) ※最安値

09/04   2354円 (-44円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,414円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1122.15ドル、パラジウムは610.20ドル、為替は1$120円48銭前後の値動きで推移しております。