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2015年12月07日一段高となった週末の海外相場を映して、国内金相場はおよそ3週間ぶりの高値に回復↑

週末4日のNY金相場は、米雇用情勢の改善を受けて月内の利上げ観測が強まったにも関わらず買い戻しが殺到し大幅続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1084.10ドル(+22.90ドル)と、中心終値では11月11日相場(1084.90ドル)以来およそ3週間ぶりの高値を付けて取引を終了。朝方発表された米の11月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となったことを受けて、連邦準備理事会(FRB)の今月利上げは確実との見方かが強まった。もっとも、外国為替市場ではユーロなど主要通貨に対するドル買いが限定的となったため、ドルの代替資産とされる金は持ち高調整を目的とした買いが入ったほか、足元では米の利上げが近づいている事を背景に相場が水準を切り下げていたことも、目先の戻りを見込んだ買いを誘い急速に上げ幅を拡大した。また、市場では12月利上げを既に織り込んでいる感があり、利上げ開始後は緩やかなペースになるとの見方も上値追いの材料となり、この日はおよそ3週間ぶりの高値となった。中心2月限の値動きは、高値1088.30ドル、安値1057.20ドル、終値1084.10ドル。

今週5営業日の金相場は、引き続き米の早期利上げを意識され2日にはおよそ5年10ヶ月ぶりの安値に沈むも、週末にかけて買い戻しが殺到し急上昇。ここ最近の安値水準から切り返し、先月11日相場(1084.90ドル)以来およそ3週間ぶりの高値に戻す展開となった。週末終値(1084.10ドル)では、前週末終値(27日相場1056.20ドル)に対して、1トロイオンス+27.90ドル(+2.5%)と、7週ぶりにプラスで越週。また、5営業日の平均相場は1065.58ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。

《NY金相場 週間の値動き(11月30日~12月04日)

11/30   1065.30ドル (+9.10ドル)

12/01   1063.50ドル (-1.80ドル)

12/02   1053.80ドル (-9.70ドル)

12/03   1061.20ドル (+7.40ドル)

12/04   1084.10ドル (+22.90ドル)

※前週末27日相場比:1トロイオンス+27.90ドル(+2.5%)

5営業日の金平均価格:1トロイオンス1065.58ドル





国内の金相場は、大幅高となった週末の海外相場や、円安要因から大きく上伸。買取ベースでは1gあたり4,595円(+100円)と、ここ最近の安値から急速に切り返し、11月17日相場以来およそ3週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

12/07   4595円 (+100円) ※最高値

12/04   4495円 (+24円)

12/03   4471円 (-59円) ※最安値

12/02   4530円 (+4円)

12/01   4526円 (+47円)

11/30   4479円(-56円)

11/27   4535円 (±0円)

11/26   4535円 (-1円)

11/25   4536円 (+10円)

11/24   4526円 (-55円)

直近10日間の金相場平均価格:4523円/g


11:00現在の金相場は1トロイオンス1087.10ドル、為替は1$123円26銭前後の値動きで推移しております。