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2015年12月11日国内金相場は値動きなしの横ばいとなった一方、パラジウムは売りが継続し続落↓

【金相場】10日のNY金相場は、外為市場でドルが主要通貨に対して強含んだほか、米の株高が重しとなり反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1072.0ドル(-4.50ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、朝方発表された米の新規失業保険申請件数(先週分)が予想以上に増加したことを受けて、序盤は買いが先行した。しかし、外国為替市場ではユーロ安・ドル高になるに連れて金は相場を圧迫され軟調に推移。また、米の株高を背景に投資家心理が改善し、安全資産としての金を手放す動きから相場は売りが優勢に反転した。その後は、安値拾いの買い戻しが入りやや下げ幅を縮小するも、利上げが予想される米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週15日-16日に控えて積極的な商いは手控えられ、値動きは限定的となった。中心2月限の値動きは、高値1076.00ドル、安値1068.80ドル、終値1072.00ドル。

国内金相場は、海外相場では3営業日ぶりにマイナスに転じたものの、円安を背景に下げ幅を縮小し横ばい。買取ベースでは1gあたり4,499円(±0円)と、前日比変わらずの値動きとりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

12/11   4499円 (±0円)

12/10   4499円 (-52円)

12/09   4551円 (-3円)

12/08   4554円 (-41円)

12/07   4595円 (+100円) ※最高値

12/04   4495円 (+24円)

12/03   4471円 (-59円) ※最安値

12/02   4530円 (+4円)

12/01   4526円 (+47円)

11/30   4479円(-56円)

直近10日間の金相場平均価格:4520円/g




【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、外為市場でドルがユーロに対して上昇した事や、原油安を背景に売られ反落。中心限月の3月限は1トロイオンス542.25ドル(-10.10ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。序盤のパラジウムは、売り買いが交錯し前日終値を挟んで推移。しかし、外為市場ではドル買い・ユーロ売りに振れた事から、ドル建てのパラジウムは割高感に押され次第に相場を圧迫された。また、世界的な需給の緩みから原油安が進んだ事も意識され売りが優勢となったほか、軟調に推移している金やプラチナの値動きにつられる展開となった。途中、米の株価上昇を好感されやや買い戻される場面もあったが、ドル高が相場の重しとなり、この日はマイナス圏で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値557.50ドル、安値540.10ドル、終値542.25ドル。

国内のパラジウムは、為替が円安に振れた事から下げ幅を縮小するも、マイナスに転じた海外相場安を受けて軟調に推移。買取では1gあたり2,246円(-38円)と、4営業日続落し、引き続きマイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

12/11   2246円 (-38円)

12/10   2284円 (-16円)

12/09   2300円 (-27円)

12/08   2327円 (-27円)

12/07   2354円 (+91円) ※最高値

12/04   2263円 (+49円)

12/03   2214円 (-49円) ※最安値

12/02   2263円 (-27円)

12/01   2290円 (+11円)

11/30   2279円 (-48円)

直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2282円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス109.20ドル、パラジウムは543.75ドル、為替は1$122円10銭前後の値動きで推移しております。