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2016年01月14日買いが優勢となったNY市場を映して、国内貴金属は上昇↑パラジウムは連続安が一服。

【金相場】13日のNY金相場は、原油相場の値動きを警戒する中、再び米の株価が下落に転じるなどリスク回避姿勢が強まった事を背景に買われ小反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1087.10ドル(+1.90ドル)と、小幅ながら4営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、軟調に推移した前日までの流れを引き継ぎ、序盤はマイナスサイドで推移するなど売りが先行した。一方、売りが一服した後は、最近の3日続落の反動から安値拾いの買いや、ショートカバーが入り相場は徐々に上昇。また、原油安傾向が続く中、米の株価が午後にかけて下げ幅を拡大したことで再び投資家心理が悪化し、安全資産としての金を買う動きが強まり相場はプラス圏に浮上した。ただ、外為市場でドルがユーロに対して上昇する場面では上値を抑えられた事から、この日は小幅高で取引きを終えた。中心2月限の値動きは、高値1095.60ドル、安値1079.40ドル、終値1087.10ドル。

国内の金相場は小幅ながらプラスに転じたNY市場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,419円(+8円)と、小反発し、3営業日ぶりにプラスに転じました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

01/14   4419円 (+8円)

01/13   4411円 (-24円)

01/12   4435円 (-59円)

01/08   4494円 (+24円)

01/07   4470円 (+49円)

01/06   4421円 (+4円)

01/05   4417円 (-37円)

12/28   4454円 (-3円)

12/25   4457円 (-5円)

12/24   4462円 (-30円)

直近10日間の金相場平均価格:4,444円/g




【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、ここ最近の下落に対する反動から買い戻され大幅反発。中心限月の3月限は1トロイオンス486.65ドル(+16.85ドル)と、3営業日ぶりにプラスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調に推移した前日相場を引き継ぎ序盤は小安く推移した。一方で、中国の12月貿易統計は市場で予想されていたほど落ち込まなかった事から市場の不安がやや後退したほか、ここ最近の下落から売り過剰感による安値拾いが入った事から相場は反転。外為市場ではドルが売られる場面では割安感による買いも支えとなったほか、金の上昇や、プラチナの切り返しを好感され上げ幅を拡大し、一時500ドル圏内まで値を伸ばす場面もあった。ただ、その後は、原油安を意識され米の株価が下げ幅を拡大するなど、再びリスクオフの流れとなった事から上昇の勢いは鈍化。売りに押されやや上げ幅を削りながらも、この日はプラス圏で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値499.95ドル、安値467.25ドル、終値486.65ドル。

国内のパラジウムは、大きく買い戻された海外相場高を映して反発。買取では1gあたり1,922円(+48円)と、年初以降では初めてのプラスとなり、ここ最近の安値推移が一服する展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/14   1922円 (+48円)

01/13   1874円 (-21円)

01/12   1895円 (-81円)

01/08   1976円 (-81円)

01/07   2057円 (-119円)

01/06   2176円 (-22円)

01/05   2198円 (-97円)

12/28   2295円 (-11円)

12/25   2306円 (+27円)

12/24   2279円 (±0円)

直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2098円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1094.20ドル、パラジウムは486.05ドル、為替は1$117円57銭前後の値動きで推移しております。