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2016年02月02日国内金相場は堅調に推移し続伸↑年初来高値を再度上抜き、3カ月ぶりの高値圏へ。

【金相場】週明け1日のNY金相場は、中国・米国の製造業活動が悪化している兆候を受け、リスク回避姿勢が再燃したことを背景に買いが継続。中心限月の4月限は1トロイオンス1128.00ドル(+11.60ドル)と、中心終値では11月2日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、小幅高となった週末の流れを引き継いだ一方、ドル高の進行や原油安を眺めて序盤は売り買いが交錯した。その後、中国国家統計局が発表した1月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が3年5カ月ぶりの低水準を記録するなど低調な内容となったことを受けて、同国の景気減速懸念が再燃。同時に需要の伸びが意識され原油相場が下落したことから投資家心理が悪化し、米欧など株式相場が下落する中で、安全資産とされる金は買われ上昇した。また、米国の経済指標では1月ISM製造業景況指数や、12月建設支出が冴えない内容となった事で、外為市場ではドル売りユーロ買いが優勢に。ドル建ての金商品は割安感からも買いを促し、相場の支援材料となった。中心4月限の値動きは、高値1130.20ドル、安値1115.30ドル、終値1128.00ドル。

国内の金相場は、大きく上伸したNY市場を映して堅調に推移。買取ベースでは1gあたり4,697円(+34円)と2日続伸し、連日で年初来高値を更新。昨年11月2日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値に値戻し、4,700円圏内まで上昇するなど一段高となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

02/02   4697円 (+34円) ※最高値

02/01   4663円 (+108円)

01/29   4555円 (-24円)

01/28   4579円 (+22円)

01/27   4557円 (+58円)

01/26   4499円 (+26円)

01/25   4473円 (+19円)

01/22   4454円 (+27円)

01/21   4427円 (+24円)

01/20   4403円 (-2円) ※最安値

直近10日間の金相場平均価格:4,531円/g



【パラジウム相場】週明け1日のNYパラジウム相場は、中国製造業の悪化や、原油安、米欧の株安が意識されるも、ドル安による割安感から買われ続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス502.35ドル(+3.85ドル)と、先週27日につけた直近高値を上抜き、再び6日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった週末の流れを引き継いだ一方で、ドル高や利益確定売りが出たことから序盤は前日終値を挟む展開となった。その後、中国の製造業活動が悪化している兆候を受け、市場ではリスク回避姿勢が台頭。需要の伸びが鈍るとの観測から原油が値を下げたほか、米欧の株式相場が下落したことが材料視され、プラチナ同様にパラジウムも売りが優勢となった。しかし、売り一巡後は、金の急伸や安値拾いから買い戻され相場は再び上昇。外為市場ではドル売り・ユーロ買いに振れたことによる割安感も支えとなり、結局プラス圏で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値506.65ドル、安値495.20ドル、終値502.35ドル。

国内のパラジウムは、堅調地合いが継続した海外相場高を映して上伸。買取では1gあたり2,068円(+11円)と2営業日続伸し、1月6日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

02/02   2068円 (+11円) ※最高値

02/01   2057円 (+64円)

01/29   1993円 (-16円)

01/28   2009円 (+11円)

01/27   1998円 (+43円)

01/26   1955円 (-59円) ※最安値

01/25   2014円 (+16円)

01/22   1998円 (+11円)

01/21   1987円 (+11円)

01/20   1976円 (+10円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2006円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1128.15ドル、パラジウムは503.30ドル、為替は1$120円86銭前後の値動きで推移しております。