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2014年05月30日金・パラジウム-今週5営業日の値動き

《金相場》29日のNY金相場は4営業日続落。中心限月の8月物は1トロイオンス1257.10ドル(-2.6ドル)で取引きを終了。米のGDPの改定値が、前期比1.0%減と速報値の0.1%増から大きく下方修正され、3年ぶりに前期比マイナスとなった事で金は値戻す場面もみられたものの、この日に発表された米の新規失業保険申請件数が市場予想を下回った事を受けて、米の景気拡大観測から金相場は圧迫され、マイナス圏で取引を終えた。

国内の金は為替が円安に振れた事もあり、ほぼ横ばいながら-1円と小幅に値を下げ続落。買取では4,416円と、3営業日続落となりました。今週5営業日(26日~30日)の金の値動きは、値を上げた日が0日、下げた日が4日となり、週明けの26日は、先週末に発表された米の経済指標が好調な内容だった事から値を下げ反落。翌営業日27日は海外相場はメモリアルデーの為休場となり、国内では前日比変わらず。28日は米の経済指標が良好な内容だった事で、米の株式相場が堅調に推移し、金相場は圧迫。最近の高値から持ち高調整の売りが出た事で大きく値を下げ、国内の買取ベースでは1g4,439円(-99円)と、3月28日相場(4,434円)以来およそ2ヶ月ぶりの安値へ。翌29日も金は軟調に推移し、本日も小幅ながら値を下げた事で3営業日続落。3日間の下げ幅はg-122円(-2.6%)。

5営業日の金平均は4469.6円と、先週の5営業日平均(4521.2円)に対し1g-51.6円(-1.1%)と、2週連続の前週比マイナスとなり、週間では金は軟調に推移し弱気な展開となりました。


【今週5営業日 金の値動き(買取ベース)】

05/30 4416円  -1円 (週間 最安値)

05/29 4417円 -22円
 
05/28 4439円 -99円
 
05/27 4538円  ±0円 (週間 最高値)
 
05/26 4538円  -5円

今週5日間の金平均相場:4469.6円(買取) 

 

《パラジウム相場》NYパラジウムは昨日つけた高値反動から値を下げ反落。取引き中心の9月物は1トロイオンス834.50ドル(-6.25ドル)で取引きを終了。最近の高騰による調整売りが出た事でパラジウムは値を下げた形に。現在、世界最大のパラジウム産出国である南アフリカと、ロシアからの供給が大幅に減少し、市場在庫も危機的水準まで低下している事で、高値圏で推移しているパラジウムは、昨日2011年2月以来およそ3年3ヶ月ぶりの高値をつけるなど高騰。先週22日以降830ドルを割っておらず高値水準で推移。

国内のパラジウムは4営業日ぶりに反落。買取では2,911円(-5円)と、小幅ながら値を下げました。今週5日間の国内パラジウムは、週明け26日は最近の上昇を受けた反動から売られ6営業日ぶりに反落。翌営業日の27日は海外市場はメモリアルデーの為値動きはなかったものの、国内では為替との兼ね合いから反発。翌28日は前日比変わらずの横ばいとなり。昨日29日は海外相場で先週22日に更新した直近高値(836.45ドル)を上抜き、およそ3年3ヶ月ぶり(2011年2月以来)に更新。国内でもパラジウムは値を上げ、1gあたり2,916円と先週23日につけた2001年4月来の高値を再び更新し、過去13年来の高値へ。本日は-5円と小幅ながら値を下げ反落となりました。

5営業日では値を上げた日が2日(5/27・5/29)、下げた日が2日(5/26・5/30)、変わらなかった日が1日(5/28)となり、今週5営業日のパラジウム平均は2907.4円と、先週5営業日平均(2863.2円)に対し+44.2円(+1.5%)と、先週に続き3週連続でプラスとなりました。


【今週5営業日 パラジウムの値動き(買取ベース)】 

05/30 2911円  -5円

05/29 2916円 +11円

05/28 2905円  ±0円

05/27 2905円  +5円

05/26 2900円 -11円

今週5日間のパラジウム平均相場:2,907.4円(買取) 


12:10現在の金相場は1トロイオンス1258.20ドル、パラジウムは835.85ドル前後の値動きで推移しております。