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2014年06月09日パラジウムが続伸↑直近高値を上抜き、再び過去13年来の高値を更新。

《金相場》先週末6日のNY金相場は、小幅ながら反落。中心8限月は前日比-0.80ドルの、1トロイオンス1252.50ドルで取引きを終了。5月米雇用統計の発表をきっかけに売り買いが交錯し、金は一時1258.20ドルまで上昇。その後、為替相場のドルや、株式相場が上伸に転じた事で、金は上げ幅を消した形に。5月の米雇用統計は、米労働環境の順調な回復を示したものの、金相場への影響が大きい金融政策を大きく変えるほどの内容ではないと受け止められた事で、相場への影響は限定的に。

【NY金相場 先週の値動き(2日~6日)】

6/2 1244.00ドル (-2.00ドル)

6/3 1244.50ドル (+0.50ドル)

6/4 1244.30ドル (-0.20ドル)

6/5 1253.30ドル (+9.00ドル) 

6/6 1252.50ドル (-0.80ドル)


国内の金は前営業日とほぼ変わらずながら5営業日続伸。買取では4,427円(+1円)と、小幅ながら値を上げました。
 

 

《パラジウム相場》NYパラジウムは4日値を伸ばし続伸。取引き中心の9限月は1トロイオンス844.25ドル(+4.80ドル)と、先月28日につけた直近高値(839.85ドル)を上抜き2011年2月中旬以来およそ3年3カ月ぶりの高値を更新。依然として供給懸念からパラジウムは高騰しており、中心月の終値では840ドルを超えるなど一段高へ。先週では週間で+11.60ドルと、率では+1.38%上伸。

【NYパラジウム相場 先週の値動き(2日~6日)】

6/2 832.65ドル (-3.70ドル)

6/3 836.70ドル (+4.05ドル)

6/4 837.15ドル (+0.45ドル)

6/5 839.45ドル (+2.30ドル)

6/6 844.25ドル (+4.80ドル)


国内のパラジウムは本日値を上げ上伸。買取では2,965円(+27円)と、前3営業日で高止まりしていたパラジウムは、海外相場が上昇した事もあり一段高へ。国内では直近高値を上抜いて、再び2001年4月以来の高値となりました。


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:35現在の金は1トロイオンス1253.30ドル、パラジウムは845.25ドル、為替は1$102円56銭前後の値動きで推移。