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2014年06月24日為替との兼ね合いから国内の金・パラジウムは小幅下落↓

《金相場》週明け23日のNY金相場は小幅ながら4日続伸。中心限月の8月物は1トロイオンス1318.40ドルと、前営業日+1.80ドルで取引きを終了。イラク情勢の緊張を背景に、リスクを回避する目的として金が買われた事や、6月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)の速報値が改善した事で、需要増を見込み金を買う動きも強まった事で、値を伸ばした形に。一方で、前週末に2カ月ぶりの高値を付けるなど急伸した事から、利益を確定する目的の売りが出た事や、テクニカル要因の売りも出たため、一時的にマイナス圏に沈む場面もあり、相場は方向感に乏しくもみ合う場面もあった。

国内の金は為替が円高・ドル安に推移した事で5営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり4,601円(-7円)と、海外相場では続伸したものの、為替が円高に振れ事で小幅ながら値を下げました。直近10日間の金の値動きは、最高値:4,608円(6/23)、最安値:4,434円(6/12)、平均価格4,507円となっております。

 

《パラジウム相場》週明け23日のNYパラジウム相場は、前週末比ほぼ横ばいながら小幅に値を上げ反発。中心の9限月は1トロイオンス822.65ドル(+0.45ドル)で取引きを終了。前営業日の先週末は長期化していた南アフリカの鉱山ストが、間もなく終結すると伝わった事で値を下げ軟調に推移。この日のパラジウム相場は方向感に乏しいながら小反発し、プラス圏で取引きを終了。南アフリカ共和国の鉱山で5カ月にわたってストライキを続けていた組合員が会社側の賃上げ提案を受け入れた事で、スト終結に向け主要労組との合意書に署名される見通し。

国内のパラジウムは為替との兼ね合いから小幅に値を下げ反落。買取では2,862円(-5円)と、2日続落となりました。

 

現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金は1トロイオンス1316.85ドル、パラジウムは826.70ドル、為替は1$101円86銭前後の値動きで推移しております。