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2014年07月01日国内金は再び4,600円台へ上伸。パラジウムは5日続伸し4ヶ月ぶりの連続高に。

《金相場》週明け30日のNY金相場は小幅に続伸。中心の8月物は1トロイオンス1322.00(+2.00ドル)で取引きを終了。取引き序盤は最近の上昇を受けて、利益確定の売りが出た事で軟調に推移するも、外国為替市場でドルが対ユーロなどで下落したのを受け、ドルの代替資産として逆の動きをしやすい金に買いが入った形に。また、地政学リスクの高まりを背景にヘッジ目的からも金を買う動きが見られ、前営業日に続きプラス圏でこの日の取引を終了した。

国内の金は4営業日ぶりに反発。買取ベースでは1gあたり4,614円(+38円)と値を上げ、先週25日相場以来およそ1週間ぶりの高値を更新。買取では再び4,600円を超えて上伸しました。

 

《パラジウム相場》週明け30日のNYパラジウム相場は、小幅ながら値を伸ばし続伸。中心限月の9月物は1トロイオンス843.15ドル(+0.30)ドルと、6営業日連続上昇。依然として供給への警戒感からパラジウムは堅調に推移し小幅ながらプラス圏でこの日も取引を終了。また、先日終了したばかりの南アの白金鉱山ストが再開するのではと警戒感が伝わり、生産の再開に混乱をもたらすとの懸念から値を伸ばした形に。

国内のパラジウムも続伸。買取では2,927円(+11円)と、3連日で同額の上げ幅となり、5日続伸と強気で推移。5営業日連続高は3月4日~10日以来およそ4ヶ月ぶりとなっており、先月12日以来の高値となりました。

現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金は1トロイオンス1328.05ドル、パラジウムは846.00ドル、為替は1$101円45銭前後の値動きで推移しております。