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2016年08月19日海外相場高を映して、国内金相場は小反発↑パラジウムも高く、2週間ぶりの高値圏へ。

【金相場】18日のNY金相場は、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて年内の利上げ観測が後退、ドル安を背景に金買いが活発化し、中心限月の12月限では1トロイオンス1357.20ドル(+8.40ドル)と、プラス圏で取引きを終了。前日引け後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、委員2人が前回7月の会合での追加利上げ実施を求めていた一方で、依然として複数の委員が利上げに慎重になっていることが確認されたことから早期利上げ観測が後退し、金は安心感から買いが入った。 また、同時にFOMC議事要旨の発表後に一段とドル売り・ユーロ買いが進行したため、ドル建てで取引される金は割安感からも買われたほか、このところの売り過剰感もあって、この日は買いが優勢で取引きを終えた。

国内の金相場は、為替が円高に振れながらも、NY相場が堅調に推移した事を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,660円(+3円)と、小幅ながら値を上げ4営業日ぶりに小反発となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

08/19   4660円 (+3円)

08/18   4657円 (-7円)

08/17   4664円 (-14円)

08/16   4678円 (-36円)

08/09   4714円 (+25円)

08/08   4689円 (-58円)

08/05   4747円 (+14円)

08/04   4733円 (-17円)

08/03   4750円 (-9円)

08/02   4759円 (+10円)

直近10日間の金相場平均価格:4,705円/g



【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、原油相場の上昇、株高が好感され急反発。中心限月の9月限は1トロイオンス713.40ドル(+21.70ドル)と、年初来高値を付けた10日相場以来およそ1週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日引け後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が、想定よりもハト派的だった事が意識され、ドル売りが活発化。ドル建てのパラジウムは、金やプラチナなど他貴金属同様に買いが強まり上昇した。また、原油相場が堅調に推移しているほか、米国の株高も好感され上げ幅を拡大。一時718ドル超まで値を伸ばす場面もあった。その後は、一部で利益確定売りが出た事から上値を重くするも、引き続きドルの弱さや、金・プラチナの堅調な動きが買いを支え、そのまま高値圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、急反発したNY相場高を映して上昇。買取では1gあたり2,398円(+44円)と、プラスに転じ、5日相場以来2週間ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

08/19   2398円 (+44円)

08/18   2354円 (-27円)

08/17   2381円 (+5円)

08/16   2376円 (-11円)

08/09   2387円 (-5円)

08/08   2392円 (-16円)

08/05   2408円 (-33円)

08/04   2441円 (+6円)

08/03   2435円 (-49円)

08/02   2484円 (+32円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,406円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1349.80ドル、パラジウムは711.65ドル、為替は1$100円25銭前後の値動きで推移しております。