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2014年07月11日パラジウム相場-今週5日間の相場推移

《パラジウム相場》10日のNYパラジウム相場は小幅ながら反発。中心の9限月は1トロイオンス873.60ドル(+0.90ドル)で取引きを終了。

ポルトガルの金融大手の財務体質への警戒感が強まり、欧米の株式相場が下落した事を受け、パラジウムも連られる形で一時870ドルを割るなど大きく下落。その後は、安値感からの戻り買いや、テクニカルな買いが入り、プラス圏を回復しこの日の取引きを終了した。小幅に反発した事で、一昨日8日につけた直近高値(872.90ドル)を上抜き、2001年2月以来およそ13年5ヶ月ぶりの高値水準をつけた。

国内のパラジウムは為替が円高・ドル安に推移した事で反落。買取では3,024円(-11円)となっております。


今週5日間の国内パラジウムは、値を上げた日が2日(7日・9日)、値を下げた日が(8日・11日)、変わらなかった日が1日(10日)となっており、週明け7日は前週末の海外相場の流れを受け、国内パラジウムも9連日続伸。買取では3,024円(+32円)と、先月12日につけた直近高値(3,002円/g)を上抜いて、2001年4月3日相場(3,045円/g)以来およそ13年3ヶ月ぶりの高値を更新。翌8日は連休が明けた海外相場で、儒教逼迫を警戒した買いが入り10営業日続伸。南アフリカで新たなストが開始するなど再び供給への警戒感が強まっている事に加え、大幅に需要が増加している事で儒供逼迫が深刻化するなどの警戒から買われ、海外では直近の高値(868.95ドル)を更新するものの、国内では為替が円高・ドル安に振れた事で10営業日ぶりに反落。買取では3,019円(+5円)と、小幅に値を下げ6月24日相場ぶりにマイナス圏に反落。9日は海外パラジウム相場が11営業日続伸し、870ドルを超えるなど一段高で推移した事で、国内のパラジウムも反発。買取では3,035円(+16円)と、先日7日につけた高値(3,024円)を上抜き、再び2001年4月3日相場以来およそ13年3ヶ月ぶりの高値を更新し高騰。昨日は最近の連続高による高値反動から、海外では利益確定を目的とした売りが出た事もあり12日ぶりに反落。引き続き供給不安から下げ幅は-0.20ドルと、限定的となり小幅となった。国内のパラジウムは前営業日と変わらずの横ばいとなり、買取では3,035円(±0円)と高止まり。本日は海外相場で小幅に反発し、一昨日8日につけた直近高値(872.90ドル)を超えて、2001年2月以来およそ13年5ヶ月ぶりの高値を更新するも、国内では為替が円高・ドル安に振れた事で反落。買取では3,024円(-11円)と、今週初めの価格水準と並びました。

今週5営業日のパラジウムは全日3,000円台で推移しており、平均では3,027.4円と、先週5営業日平均(2,955円)に対し+72.4円(+2.4%)と、前週に続き3週連続で平均比プラスとなりました。 値を上げた3週平均の上げ幅は1gあたり+155円と、率では+5.1%。

【今週5営業日 パラジウムの値動き(買取ベース)】

07/11 3,024円 (-11円) 

07/10 3,035円 (±0円) 

07/09 3,035円 (+16円) 

07/08 3,019円 (-5円) 

07/07 3,024円 (+32円) 

今週5日間のパラジウム平均相場:3,027.4円(買取)


13:20現在のパラジウムは1トロイオンス872.25ドル前後の値動きで推移しております。