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2014年07月15日国内金が大きく値を下げ4営業日ぶりに反落↓パラジウムは変わらずの横ばい。

《金相場》週明け14日のNY金相場は、最近の上昇を受けた高値反動から大きく値を下げ続落。中心の8限月は1トロイオンス1306.70ドル(-30.70ドル)と、中心限月の終値では6月18日以来およそ3週間半ぶりの安値で取引きを終了。ポルトガルの銀行不安が和らいだ事や、欧米の株式相場の上昇を背景に、最近の上昇を受けた高値反動から利益確定を目的とした調整売りが出た事で、金相場は大きく値を下げた形に。売り一巡後は、15日・16日とイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控え、市場では様子見ムードが広がり小動きな展開となった。

国内の金も海外相場の下落を映し反落。買取ベースでは1gあたり4,563円(-96円)と、4営業日ぶりに下げに転じ7月に入って初めて4,600円を割れとなりました。金は昨日国内では3月18日相場以来およそ4カ月ぶりの高値圏で推移するなど、上昇していた反動から値を下げた形に。直近10日間の値動きでは最高値(7/14相場):4,659円、最安値(7/15相場):4,563円、平均価格:4,623円/gとなっております。

【直近10日間の金相場価格推移(買取ベース)】

07/15 4563円 (-96円)

07/14 4659円 (+5円)

07/11 4654円 (+19円)

07/10 4635円 (+34円)

07/09 4601円 (-6円)

07/08 4607円 (-18円)

07/07 4625円 (-1円)

07/04 4626円 (-7円)

07/03 4633円 (+11円)

07/02 4622円 (+8円)

10日間の金相場の平均価格:4,623円

 

 
《パラジウム相場》週明け14日のNYパラジウム相場は小幅に値を下げ反落。中心限月の9月物は1トロイオンス872.00ドル(-3.30ドル)と、3営業日ぶりに反落となった。この日、金相場が大きく下落するなど貴金属は総じて軟調に推移。白金も大きく値を下げた事で、パラジウムも連られる形で小幅ながら値を下げマイナス圏でこの日の取引きを終了した。ただ、依然として南アフリカ情勢や、ウクライナ情勢不安を背景に相場を下支えしている模様で、他貴金属が大きく下落した中、パラジウムの下値は抑えられた形に。

国内のパラジウムは為替が円安・ドル高に振れた事で前営業日と変わらずの横ばい。買取では3,029円(±0円)と7連日で3,000円台で推移するなど高値水準を維持。南アで新たなストの懸念や、ウクライナ情勢が先行き不透明な事で7月に入り価格水準を一段切り上げているパラジウムは月初来より本日までに1gあたり+113円と、率では+3.7%の上伸。直近10日間の値動きでは、最高値:3,035円(7/10相場)、最安値:2,965円(7/2相場)、平均では3,013円となっております。

【直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取ベース)】

07/15 3029円 (±0円)

07/14 3029円 (+5円)

07/11 3024円 (-11円)

07/10 3035円 (±0円)

07/09 3035円 (+16円)

07/08 3019円 (-5円)

07/07 3024円 (+32円)

07/04 2992円 (+17円)

07/03 2975円 (+10円)

07/02 2965円 (+38円)

10日間のパラジウム相場の平均価格:3,013円


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金は1トロイオンス1307.40ドル、パラジウムは871.90ドル、為替は1$101円61銭前後の値動きで推移しております。