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2014年07月17日金・パラジウム共に反発↑パラジウムは直近高値を抜いて、再び13年3カ月ぶりの高値を更新。

《金相場》16日のNY金相場は反発。中心の8月物は1トロイオンス1299.80ドル(+2.70ドル)で取引きを終了。昨日までに金相場は、ポルトガル銀行の経営不安が落ち着きをみせた事や、米FRBイエレン議長の議会証言を受け、3日間値を下げるなど軟調に推移していた事で、この日は安値拾いの買いが入り4営業日ぶりにプラス圏で取引きを終了した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の2日目の議会証言を眺めながら、一時1300ドルを超えるなど堅調に推移するも、依然として早期利上げ観測の警戒感から上げ幅を縮小し上値を抑えた形に。

国内の金も海外相場の流れを受けて反発。買取ベースでは1gあたり4,549円(+11円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。


《パラジウム相場》16日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の9月物は1トロイオンス876.75ドル(+8.20ドル)と、ここ2日間貴金属全般が軟調に推移し連られる形で値を落としていたパラジウムは3営業日ぶりに反発。先日11日につけた直近最高値(875.30ドル)を抜いて再び2001年2月以来およそ13年5ヶ月ぶりの高値水準まで上伸し、この日の取引きを終了。
南アフリカで金属労働ストが継続している事や、ウクライナ情勢不安から供給への警戒感が高まっている事で、引き続きパラジウムには強材料となり高値圏で推移。米政府は16日、ウクライナ問題をめぐってロシアに追加制裁措置を発表した事や、欧州連合(EU)首脳も、ロシアに対する追加制裁について、7月末までに資産凍結の対象となる企業・個人のリストを作成することで合意したと明かされた事もあり、この日は買いが優勢となった。

国内のパラジウムも3営業日ぶりにプラスに転じ上昇。買取では1gあたり3,046円(+22円)と、直近の高値3,035円(9日・10日相場)を上抜き、国内では再び2001年4月2日相場以来およそ13年3カ月ぶりの高値を更新しました。


10:30現在の金は1トロイオンス1301.75ドル、パラジウムは877.55ドル、為替は1$101円63銭前後の値動きで推移しております。