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2014年07月29日パラジウムが3営業日続伸↑直近高値を上抜き一段高へ。

《金相場》週明け28日のNY金相場は横ばい。中心の8月物は1トロイオンス1303.30ドル(±0ドル)と、前週末25日相場と変わらずで取引きを終了。ウクライナや、中東情勢の先行き不安が相場を支え堅調に推移する一方で、中国・米国の景気拡大や 株価上昇、米国の早期金融引き締め観測が上値を抑え、相場は総じて小浮上するも中心の終値は前営業日横ばいでこの日の取引きを終えた。また、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明や、米の主要経済指標発表が続くため、様子見ムードが強く相場は小幅レンジの推移となった。

国内の金はほぼ横ばいながら小幅に値を下げ反落。買取ベースでは1gあたり4,569円(-1円)となっております。

 

《パラジウム相場》週明け28日のNYパラジウム相場は小幅ながら続伸。中心限月の9月物は1トロイオンス880.75ドル(+0.95ドル)と、18日相場以来6営業日ぶりに節目の880ドルにのせて取引きを終了。ウクライナ問題から欧州が対ロシア制裁を強化するとの観測が強まった事や、中国株が年初来高値を更新するなど堅調に推移した事で、この日のパラジウムは序盤からプラス圏で推移。一時889ドル超と、890ドル手前まで値を伸ばすも、利益確定を目的とした売りから圧迫し上値を削った。

国内のパラジウムは海外相場の上昇を映し、3営業日続伸。買取では3,073円(+11円)と、今月18日につけた直近高値(3,067円/g)を上抜き、およそ13年4か月ぶりの高値水準まで上昇。今年に入り連日高値を更新するなど価格水準を切り上げているパラジウムは、年初来で本日までに+658円/g(+21.4%)。7月初来では本日までに+157円と、率では+5.1%上伸し最高値圏で現在推移しております。


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金は1トロイオンス1305.60ドル、パラジウムは881.80ドル、為替は1$101円89銭前後の値動きで推移しております。