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2014年08月06日国内金は為替との兼合いから小幅に反発↑パラジウムは4日続落し調整地合い↓

《金相場》5日のNY金相場は続落。中心12限月の終値は1トロイオンス1285.30ドル(-3.6ドル)と、2日続落して取引きを終了。序盤は買いが先行したが、7月の(ISM)非製造業景況指数や、製造業受注が良好な内容となった事で、外為市場でドルが上昇。ドル建ての金は相対的に上げ幅を削り、結局マイナス圏でこの日の取引きを終了した。取引き中は、ウクライナを巡りロシアのプーチン大統領は米国と欧州連合(EU)の制裁への対応を準備するよう政府に命じたと伝わり、ロシアがウクライナ国境に展開する兵力を増強しており、侵攻の可能性が高まっていると警告を発した事を受け、米の株価が大幅下落。地政学リスクの懸念から安全資産としての金は一時1290ドル超まで上伸する場面もあった。

国内の金相場は為替がドル高に振れた事もあり反発。買取ベースでは1gあたり4,554円(+5円)と、小幅に値を上げました。

 


《パラジウム相場》5日のNYパラジウム相場は続落。中心限月の9月物は1トロイオンス848.35ドル(-6.75ドル)と、4営業日続落し中心終値では6月30日相場以来の安値水準で取引きを終了。この日は貴金属全般が軟調に推移。白金も大きく値を下げ、パラジウムも軟調に推移した。日中取引では一時860ドルまで上昇するも頭打ちとなり、利益確定売りから次第に上値を削り、結局850ドルを割ってこの日の取引きを終了した。ここ最近のパラジウムは最近の高値反動から値を下げ軟化。7月では連日で高値を更新していた事もあり、現在は調整地合いに。

国内のパラジウムは海外相場の流れを映し続落。買取では2,970円(-43円)と、31日につけた13年4ヶ月ぶりの高値から4営業日続落。価格帯としては7月初来の水準まで値戻し、7月4日相場以来およそ1ヵ月ぶりに3,000円台を割るなど、直近では弱気で推移しております。


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金は1トロイオンス1289.90ドル、パラジウムは849.85ドル、為替は1$102円57銭前後の値動きで推移しております。