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2017年01月20日国内金相場は上値追いの展開となり、およそ6ヵ月ぶりの高値圏へ浮上↑また、パラジウムも堅調となり続伸。

【金相場】19日のNY金相場は、良好な内容となった米経済指標や、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の追加利上げを支持する発言を受け、ドル高の進行に押され続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1201.50ドル(-10.60ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日は、朝方発表された12月の米住宅着工件数や、新規失業保険申請件数が良好な内容となった事から、最近下落していたドルは買い戻しに反転。金商品はドル高に圧迫されたほか、前日に米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が利上げに前向きな姿勢を示したこともあって、売りが優勢となった。途中、翌日に控えたトランプ次期米大統領の就任式を巡って、様子見から金を買う動きもあったが、このところの高値推移に対する反動から持ち高調整や利益確定の売りも重なり、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、軟調となったNY相場を映すも、為替が円安に振れたことを受けて上昇。買取ベースでは1gあたり4,758円(+11円)と続伸し、2016年8月2日相場以来およそ6ヶ月ぶりの高値となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

01/20   4758円 (+11円)

01/19   4747円 (+32円)

01/18   4715円 (-3円)

01/17   4718円 (-9円)

01/16   4727円 (+13円)

01/13   4714円 (-6円)

01/12   4720円 (+1円)

01/11   4719円 (+10円)

01/10   4709円 (+25円)

01/06   4684円 (-5円)

直近10日間の金相場平均価格:4,721円/g



【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、FRB議長の利上げ容認発言やドル高に押されるも、米国の景気拡大観測や原油高が支えとなり小反発。中心限月の3月限は1トロイオンス751.15ドル(+0.15ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を上げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長によるタカ派的な発言を受けて、利上げペースの速まりが意識されたほか、発表された米国経済指標が軒並み良好な内容となった事が重なり、外為市場では未明よりドル高が進行。ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に相場を圧迫され、売りが先行した。その後、売り一巡後は安値拾いの買い戻しや、原油高、米国の景気拡大観測が相場を支え、売り買いが交錯。金やプラチナの下げ幅拡大につられるも、次期米大統領の就任式を翌日に控え持ち高調整から買われ、プラス圏に浮上した。

国内のパラジウムは、小幅高となったNY相場や円の軟化を受けて堅調地合いが継続。買取では1gあたり2,959円(+27円)と、プラス圏で推移し続伸しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/20   2959円 (+27円)

01/19   2932円 (+38円)

01/18   2894円 (±0円)

01/17   2894円 (-38円)

01/16   2932円 (-38円)

01/13   2970円 (+11円)

01/12   2959円 (-43円)

01/11   3002円 (+5円)

01/10   2997円 (+86円)

01/06   2911円 (-43円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,945円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:25現在の金相場は1トロイオンス1209.65ドル、パラジウムは758.30ドル、為替は1$114円73銭前後の値動きで推移しております。