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2014年09月19日為替との兼ね合いから国内パラジウムは上伸↑およそ1週間ぶりの高値へ。

18日のニューヨークパラジウム相場は続落。中心終値の12月限は1トロイオンス831.65ドル(-7.40ドル)と、中心終値では6月24日相場以来およそ2ヶ月半ぶりの安値圏で取引きを終了。前日まで開催されていた米のFOMC会合で、政策金利見通しが上方修正された事で、ドルが主要通貨に対し一段高となり割高感から貴金属市場全般が軟調に推移。金の下落や、同白金族のプラチナが年初来安値まで値を下げた事から、パラジウムも連られる形で売りが優勢となり一時820ドル付近まで売り込まれる場面もあったが、売り過剰感や持ち高調整目的として再び買い戻され、830ドル台まで値戻してこの日の取引きを終えた。



国内のパラジウムは為替との兼ね合いから小幅に値を上げ上伸。買取では1gあたり3,100円(+6円)と、先週11日相場以来およそ1週間ぶりの高値をつけ、同日ぶりに3,100円台へ値戻しました。

今週4日間の国内パラジウムは、値を上げた日が3日(16日・17日・19日)、変わらなかった日が1日(18日)となっており、連休明け16日の国内パラジウム相場は、前週末(12日)と、週明け(15日)の海外相場が上伸した事を映し、国内相場も反発。翌17日は、前日の海外相場が5日に停戦合意されたウクライナで、政府側と親ロシア派とで再び紛争が起き、死者が出るなど停戦後では最大規模となった事で地政学リスクが再燃。供給不安が再び高まった事や、最近の安値反動から買いが優勢となった事で3営業日続伸し、およそ1週間ぶりの高値をつけた事を映して、国内相場も2営業日値を伸ばし、再び3,100円圏内まで上伸。昨日は前日の海外相場では米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策結果待ちから様子見ムードが強かったものの、貴金属が総じて軟調に推移。パラジウムも売りが優勢となり、海外相場では4営業日ぶりに値を落としたが、国内では為替が円安・ドル高に振れた事で前日比変わらずの横ばいとなりました。本日は米FOMCの政策結果を受けた海外相場が軟調に推移し続落。中心終値では6月24日相場以来およそ2ヶ月半ぶりの安値圏まで調整されたが、国内相場は為替が1$108円後半まで円安が進行した事から小幅に値を上げ上伸。買取ベースでは先週11日相場以来およそ1週間ぶりの高値をつけ、同日ぶりに3,100円台まで値戻しました。

今週のパラジウム相場は、最高値:3,100円(9/19相場)、最安値:3,067円(9/16相場)、平均価格は3088.75円/gとなっており、平均では前週相場(8日~12日)の平均価格3144.8円/gに対し、gあたり-56.05円と率では-1.7%となりました。週間の値動きは以下の通り。

【今週4営業日のパラジウム相場価格推移(買取ベース) 】

9/19 3100円 (+6円) ※最高値

9/18 3094円 (±0円)

9/17 3094円 (+27円)

9/16 3067円 (+11円) ※最安値

今週4営業日のパラジウム平均価格:3088.75円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。 12:50現在のパラジウムは1トロイオンス831.15ドル前後の値動きで推移しております。