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2014年09月30日海外相場を映して、パラジウムが3営業日ぶりに反発↑

週明け29日のニューヨークパラジウム相場は反発。中心限月の12月限は1トロイオンス789.50ドル(+5.70ドル)と、3営業日ぶりに値を上げ取引きを終了。この日は貴金属市場全般が堅調に推移。パラジウムも前2営業日に大きく売られた反動から安値拾いの買いが入った事や、米の8月消費支出の高まりを受けプラス圏に浮上。米株式相場の下落、外為市場でドルが値を下げた事も買い材料となり、3営業日ぶりにプラスに転じ取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は海外相場が安値反動からプラスに転じた事を映して反発。買取では1gあたり2,954円(+22円)と、3営業日ぶりに値を上げプラスに転じました。

9月のパラジウムは、上旬まで需供逼迫の警戒感から連日高値を上抜くなど高騰。海外相場の上伸を映し国内でも2日には2001年3月19日相場以来およそ13年5ヵ月ぶりの高値を更新するなど一段高まで上昇。5日にはウクライナと親ロシア派による停戦合意が結ばれた事で、これまでのパラジウムに対する過度な供給不安が後退し、利益確定を目的とした売りから相場を圧迫。国内では10日以降3日間、調整地合いとなり軟調に推移。その後も、為替との兼ね合いなどから国内では小幅に値を戻す場面もあったが、海外相場の流れから国内でも下旬に相場はもう一段安となり、26日には先月11日相場以来およそ1か月半ぶりに3,000円を割り、昨日29日は7月1日相場以来およそ3か月ぶりの安値まで値を下げ調整された形に。本日は海外相場がプラスに転じた事で、国内でも3営業日ぶりに反発し9月を終えました。

9月のパラジウム最高値は2日(3,245円)、最安値は29日(2,932円)、平均価格は3,105円となっており、平均価格でみると年初来最高値の平均価格をつけた先月(3,088円)に対し、1gあたり+17円と率では+0.54%と上抜き、年初来最高値水準の平均価格となりました。値動きは以下の通り。

【9月のパラジウム相場価格推移(買取ベース) 】

09/30 2954円 (+22円)

09/29 2932円 (-60円) ※最安値

09/26 2992円 (-54円)

09/25 3046円 (+11円)

09/24 3035円 (-5円)

09/22 3040円 (-60円)

09/19 3100円 (+6円)

09/18 3094円 (±0円)

09/17 3094円 (+27円)

09/16 3067円 (+11円)

09/12 3056円 (-60円)

09/11 3116円 (-16円)

09/10 3132円 (-86円)

09/09 3218円 (+16円)

09/08 3202円 (-6円)

09/05 3208円 (+60円)

09/04 3148円 (-38円)

09/03 3186円 (-59円)

09/02 3245円 (+5円) ※最高値

09/01 3240円 (+54円)

9月のパラジウム相場平均価格:3,105円/g(買取)

11:40現在のパラジウムは1トロイオンス788.05ドル前後の値動きで推移しております。