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2018年01月29日週末のNY相場安を映して、国内貴金属も総じて軟調に推移↓

【金相場】週末26日のNY金相場は、前日のトランプ米大統領による発言を受けて、ドル買いが進んだ事から相場を圧迫。中心限月の2月限は1トロイオンス1352.10ドル(-10.80ドル)と、4営業日ぶりに反落して取引きを終了。前日はドル安・ユーロ高などを背景に、2016年8月上旬以来およそ1年5カ月ぶりの高値を更新するなど一段高となった。しかし、トランプ氏が米テレビのインタビューで「ドルはより強くなる」などと発言したことが報じられると、対主要通貨でのドルの買い戻しが活発化。このため、ドル建てで取引される金商品は割安感が薄れたほか、利益確定の売りも加わって、以降は軟調な展開となった。ただ、この日早朝にかけては再びドルに下押し圧力がかかったため、金相場はやや下げ幅を縮小するも、利益確定売りや、週末を控えた持ち高調整から売りが優り、結局マイナス圏で取引きを終えた。なお、週間ではドル安要因から金買いが活発化し1.43%上昇となった。

国内の金相場は、利益確定売りに押された週末のNY相場を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり5,053円(-32円)と、マイナス圏で推移し続落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

01/27   5053円 (-32円)

01/26   5085円 (-18円)

01/25   5103円 (+10円)

01/24   5093円 (-6円)

01/23   5099円 (+7円)

01/22   5092円 (+17円)

01/19   5075円 (-19円)

01/18   5094円 (+2円)

01/17   5092円 (-17円)

01/16   5109円 (+9円)

直近10日間の金相場平均価格:5,090円/g


【パラジウム相場】週末26日のNYパラジウム相場は、ドル高に圧迫されたほか、利益確定の売りに押され軟調に推移。中心限月の3月限は1トロイオンス1085.05ドル(-12.35ドル)と、マイナス圏で推移し、続落して取引きを終了。前日のトランプ大統領によるドル高容認発言を受けて、外国為替市場ではドル買いが活発化した事で、パラジウムをはじめ貴金属市場は序盤より売りが先行し相場を圧迫された。その後、ドル買いが一服すると下値では買い戻しが入ったほか、堅調となった米国株や原油高が意識され、やや下げ幅を縮小した。ただ、買い一巡後は再び利益確定売りや、週末を控えた持ち高調整売りに押され、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、売りが優った週末のNY相場を映して軟調に推移。買取では1gあたり4,050円(-54円)と、値を下げ続落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/27   4050円 (-54円)

01/26   4104円 (-38円)

01/25   4142円 (+16円)

01/24   4126円 (-43円)

01/23   4169円 (-21円)

01/22   4190円 (+10円)

01/19   4180円 (-64円)

01/18   4244円 (+97円)

01/17   4147円 (-114円)

01/16   4261円 (+17円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,161円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1351.35ドル、パラジウムは1090.75ドル、為替は1$108円85銭前後の値動きで推移しております。