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【金相場】30日のNY金相場は、翌日のFOMC結果を控えて様子見も広がる中、ドルの上昇基調に圧迫され3日続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1340.00ドル(-5.10ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日の金相場は、軟調となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より売りが先行した。その後、朝方にかけて外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いの動きが台頭したことから、ドル建ての金商品に割安感が生じ買い戻しが活発化。世界的に株安が広がったことも、安全資産とされる金には支援材料となり相場はプラス圏に反転した。 しかし、その後は米長期金利が上昇傾向を続ける中、ドルの買い戻しが再燃。このため、割安感が薄れた金は次第に売り戻され、再度マイナス圏に沈下する展開となった。 ただ、翌31日まで2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるほか、週末2日には米雇用統計の発表を控えていることから、金に対する売り圧力も限定的だった。
国内の金相場は、軟調となったNY相場安を映してマイナス圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり5,011円(-17円)と、値を下げ4日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
01/31 5011円 (-17円)
01/30 5028円 (-25円)
01/29 5053円 (-32円)
01/26 5085円 (-18円)
01/25 5103円 (+10円)
01/24 5093円 (-6円)
01/23 5099円 (+7円)
01/22 5092円 (+17円)
01/19 5075円 (-19円)
01/18 5094円 (+2円)
直近10日間の金相場平均価格:5,073円/g
【パラジウム相場】30日のNYパラジウム相場は、世界的な株安やドルの上昇に圧迫され軟調地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス1052.45ドル(-30.95ドル)と、4営業日続落し、中心終値では約1ヶ月ぶり(昨年12月26日来年)の安値に戻して取引きを終了。この日はアジア株に続いて欧米株価が軟調となるなど、世界的に株安が進んだ事からリスクオフの流れが台頭。投資家心理が後退する中、パラジウムも持ち高調整売りに押され相場を圧迫された。また、外国為替市場ではドル買い・ユーロ安が進んだ事から割高感が意識されたほか、金やプラチナなど他貴金属の軟調さも要因となり、パラジウムも下げ幅を拡大する展開となった。
国内のパラジウムは、売り優勢となったNY相場を映して軟調に推移。買取では1gあたり3,947円(-108円)と、大きく反落し、昨年12月20日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値に戻すなど、このところの高値から調整となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/31 3947円 (-108円)
01/30 4055円 (+5円)
01/29 4050円 (-54円)
01/26 4104円 (-38円)
01/25 4142円 (+16円)
01/24 4126円 (-43円)
01/23 4169円 (-21円)
01/22 4190円 (+10円)
01/19 4180円 (-64円)
01/18 4244円 (+97円)
01/17 4147円 (-114円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,121円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1342.85ドル、パラジウムは1058.90ドル、為替は1$108円90銭前後の値動きで推移しております。