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【金相場】6日のNY金相場は、対ユーロでのドル高進行に伴う割高感や、株安一服を背景に売りが優り3営業日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1329.50ドル(-7.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日の金相場は、アジアや欧州市場に続いて、米国株も軟調なスタートとなった事から、時間外取引きでは買いが優って堅調に推移した。ただ、外国為替市場では昼にかけてドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金は割高感から売られやすかったほか、前日暴落していた米国株式相場が下げ止まり、市場心理がやや回復した事も金への圧迫材料となり、中盤以降はマイナスサイドに沈下した。
国内の金相場は、NY相場の値動きを映して軟調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり5,000円(-37円)と、マイナス圏で推移し、3営業日続落となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/07 5000円 (-37円)
02/06 5037円 (-7円)
02/05 5044円 (-28円)
02/02 5072円 (+15円)
02/01 5057円 (+46円)
01/31 5011円 (-17円)
01/30 5028円 (-25円)
01/29 5053円 (-32円)
01/26 5085円 (-18円)
01/25 5103円 (+10円)
直近10日間の金相場平均価格:5,049円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、世界的な株安による投資家心理の後退や、利上げペース拡大観測から下押され軟調な展開に。中心限月の3月限は1トロイオンス1002.50ドル(-30.45ドル)と、売り優勢で続落し、中心終値では昨年12月14日相場以来およそ2ヶ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。前日のNYダウ急落に続いて、日本をはじめアジア株や、欧州株価も連れ安の展開となるなど投資家心理が悪化。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX恐怖指数)は、中国の人民元切り下げ(2015年)以降では最高に達し、景気動向に敏感なパラジウムは、この日も時間外取引きより軟調に推移した。また、米国株が序盤は下げ幅を拡大していたほか、同国の利上げペース拡大観測、ドル高進行による割高感も相場の下押し要因となった。昨年末以降急速に上げ幅を拡大し、先月17日(1109.70ドル)には約17年ぶりの高値を付け、過去最高値水準で推移するなど一段高となっていたパラジウムは、一旦調整の段階に。一時140ドル近く拡がったプラチナとの価格差拡大も落ち着きをみせ、6日終値時点では8.20ドル(パラジウム高)となった。
国内のパラジウムは、調整地合いとなったNY相場安を映して軟調な展開に。買取では1gあたり3,785円(-27円)と続落し、昨年11月ぶりの価格水準に値戻す展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/07 3785円 (-27円)
02/06 3812円 (-98円)
02/05 3910円 (+33円)
02/02 3877円 (+21円)
02/01 3856円 (-91円)
01/31 3947円 (-108円)
01/30 4055円 (+5円)
01/29 4050円 (-54円)
01/26 4104円 (-38円)
01/25 4142円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,954円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:45現在の金相場は1トロイオンス1335.85ドル、パラジウムは1007.60ドル、為替は1$109円29銭前後の値動きで推移しております。