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【金相場】7日のNY金相場は、ドル買いの進行や株式相場が持ち直す中、相場を圧迫され売りが継続。中心限月の4月限は1トロイオンス1314.60ドル(-14.90ドル)と、4営業日続落し、中心終値では1月9日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、売りが優った前日相場の反動から、時間外取引きでは買い戻しが入り小高く推移した。その後、外国為替市場では、ドイツ次期連立政権の財務相人事をめぐる先行き不透明感などからドル買い・ユーロ売りが加速。ドル建ての金商品に割高感が強まったほか、株式市場の持ち直しから金は相場を圧迫され、引けにかけて売りが活発化した。米国株価が暴落した週明け5日を含む過去4営業日の金相場の下落幅は、33.30ドル(2.47%)と軟調な展開となった。ただ、市場では短期的な調整局面の売りと受け止める向きも大勢で、根底のドル安基調に変調はないとの見方もあり、当面は節目の1300ドルの水準を上回って推移する模様。
国内の金相場は、引き続き売り優勢となったNY相場を映して、軟調地合いが継続。買取ベースでは1gあたり4,959円(-41円)と、4営業日続落し、昨年12月末(22日相場)以来およそ1ヶ月半ぶりの安値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/08 4959円 (-41円)
02/07 5000円 (-37円)
02/06 5037円 (-7円)
02/05 5044円 (-28円)
02/02 5072円 (+15円)
02/01 5057円 (+46円)
01/31 5011円 (-17円)
01/30 5028円 (-25円)
01/29 5053円 (-32円)
01/26 5085円 (-18円)
直近10日間の金相場平均価格:5,035円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、ドル高要因や、短期的な持ち高調整売りが継続し3日続落。中心限月の3月限は1トロイオンス984.55ドル(-17.95ドル)と、昨年12月上旬ぶりに節目の1000ドルを下回り、中心終値では12月6日相場以来およそ2ヶ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、株式市場が落ち着きを取り戻す中、序盤は前日相場の終値を挟んでもみ合い小動きな展開となった。その後、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進むと、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に相場を圧迫され軟調に推移。節目の1000ドルを割り込むと持ち高調整など整理売りが出た事で下押され、約2ヶ月ぶりの安値に沈んで取引きを終えた。パラジウムは需給バランスの観点や、景気動向に反映して昨年12月より価格水準を一段切り上げて(2001年以来の約17年ぶり高値)推移していたが、米国の利上げペース拡大観測から、企業収益を押し下げるとの警戒感を背景に、このところの過熱感が一服。節目となる1000ドルを割り込んだ事で、もう一段下押される可能性もあり、当面は値動きの荒い展開が続く模様。
国内のパラジウムは、調整地合いが継続したNY相場安や、為替動向から、この日もマイナス圏での値動きに。買取では1gあたり3,683円(-102円)と、3営業日続落し、昨年10月12日相場(4ヶ月ぶり)の安値に値戻す展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/08 3683円 (-102円)
02/07 3785円 (-27円)
02/06 3812円 (-98円)
02/05 3910円 (+33円)
02/02 3877円 (+21円)
02/01 3856円 (-91円)
01/31 3947円 (-108円)
01/30 4055円 (+5円)
01/29 4050円 (-54円)
01/26 4104円 (-38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,908円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1315.75ドル、パラジウムは982.40ドル、為替は1$109円39銭前後の値動きで推移しております。