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【金相場】先週末24日のニューヨーク金相場は反発。中心限月の12月物は1トロイオンス1231.80ドル(+2.70ドル)と、週末を前にしたポジション調整やエボラ出血熱感染拡大への警戒感から買われ、3営業日ぶりにプラスに転じ取引きを終了。この日の金相場は前日に大きく値を下げた反動から、序盤から買い戻しが入り堅調に推移。途中、米の経済指標の1つ、9月の新築住宅販売が6年2カ月ぶりの高水準となるなど良好な内容となった事から、株式相場が上昇。一時、金は売りが優勢となる場面もあったが、週末を前にしたポジション調整や、エボラ出血熱の感染拡大を不安視された事も支援材料となり、小幅ながら3営業日ぶりにプラス圏でこの日の取引きを終えた。
先日ギニアに渡航していた男性医師がエボラ熱に感染している事がニューヨーク市内で確認された事で、消費者が外出や買い物を控えかねないとの不安が強まり市場の警戒度が高まった。また、感染拡大が進めば今後の経済活動にどこまで影響を及ぼすか把握出来ない不安視から、市場のセンチメントは依然不安定となっている。
先週末(24日)のNY金相場は、前週末(17日)終値比 1トロイオンス-7.20ドル(約-0.5%)と、リスク回避姿勢が緩和した事から3週間ぶりにマイナスで越週となりました。5営業日(20日~24日)の金平均価格は1トロイオンス1240.56ドルと、前週平均比(13日~20日 :1237.86ドル)では、+2.70ドル(+0.2%)。
《NY金相場 先週の値動き(20日~24日)》
10/20 1244.70ドル (+5.70ドル)
10/21 1251.70ドル (+7.00ドル)
10/22 1245.50ドル (-6.20ドル)
10/23 1229.10ドル (-16.40ドル)
10/24 1231.80ドル (+2.70ドル)
※前週末比:1トロイオンス-7.20ドル(約-0.5%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1240.56ドル)
国内金相場は為替がドル安・円高に推移した事もあり下落。買取ベースでは1gあたり4,571円(-8円)と、小幅ながら値を下げました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1231.85ドル前後の値動きで推移しております。