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【金相場】週明け27日のニューヨーク金相場は小反落。中心限月の12月現は1トロイオンス1229.30ドル(-2.50ドル)と、小幅に値を下げて取引きを終了。この日は、間もなく始まる米連邦公開市場委員会(FOMC:28日-29日)を控え、新規材料も乏しく様子見ムードから全体的に薄商いとなったが、原油相場が一段安で推移した事を映して、金もつれ安となり売りが優勢となった。ただ、ユーロ圏や中国の景気後退懸念や、世界経済の見通し不透明感から、FOMCが債券購入プログラムを終了しても、異例の低金利を維持するとの見方が広がった事が金相場を下支えし、下げ幅は限られた。
この日、全米不動産業者協会(NAR)が発表した9月の中古住宅販売成約指数 は前月比0.3%上昇したものの、予想値1%上昇を下回る伸び率となった。前月は1%低下していた。
ドイツのIFO経済研究所が発表した10月の企業景況感指数は103.2と、事前の市場予想104.3を下回った。これで前月からの低下は6ヶ月連続となり、2012年12月以来の低水準となった事から、ユーロ圏最大の独経済がリセッション入りするリスクが未だ去っていない事が改めて示唆された。ユーロ圏経済の牽引役であるドイツは4-6月(第2四半期)にマイナス成長となり、独連邦銀行は7-12月(下期)について、プラスに転じるとしても僅かな成長にとどまるとの見通しを示している。また、第3四半期(7ー9月)についても予想よりも悪く、良くてもゼロ成長となるとの見方が強まった。
国内の金相場は海外相場の反落や為替が円高・ドル安に振れた事もあり続落。買取ベースでは1gあたり4,548円(-23円)となりました。
≪10月本日までの金相場価格推移(買取ベース)≫
10/28 4548円 (-23円)
10/27 4571円 (-8円)
10/24 4579円 (±0円)
10/23 4579円 (-13円)
10/22 4592円 (+16円)※最高値
10/21 4576円 (+27円)
10/20 4549円 (+19円)
10/17 4530円 (+13円)
10/16 4517円 (-23円)
10/15 4540円 (-11円)
10/14 4551円 (+11円)
10/10 4540円 (-1円)
10/09 4541円 (+34円)
10/08 4507円 (-17円)
10/07 4524円 (+46円)
10/06 4478円 (-60円)※最安値
10/03 4538円 (-21円)
10/02 4559円 (+2円)
10/01 4557円 (-17円)
10月現在のパラジウム相場平均価格:4,546円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1230.25ドル前後の値動きで推移しております。