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【金相場】22日のNY金相場は、全体的に薄商いの展開となる中、小幅高に振れ反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1332.70ドル(+0.60ドル)と、横ばいながらプラス圏に転じて取引きを終了。前日発表の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がややタカ派寄りな内容だった事を受け、外国為替市場ではドル買いが先行。ドル建ての金は相場を圧迫され、通常取引き開始前の時間外取引より軟調な展開となった。その後、ドル買いの流れが一服すると、金は買い戻しが入り上昇。次第にプラス圏に浮上した。ただ、積極的な買いにつながる材料にも欠け、米国の利上げ継続観測も根強く、上値は重い展開となった。
国内の金相場は、NY相場では小幅高に振れるも、未明に進んだ円高・ドル安要因から上げを消化されマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり4,900円(-26円)と、マイナス圏に転じ反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/23 4900円 (-26円)
02/22 4926円 (+2円)
02/21 4924円 (-22円)
02/20 4946円 (+8円)
02/19 4938円 (-11円)
02/16 4949円 (-26円)
02/15 4975円 (+25円)
02/14 4950円 (-4円)
02/13 4954円 (-2円)
02/09 4956円 (-3円)
直近10日間の金相場平均価格:4,942円/g
【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、引き続き供給逼迫への先行き不安が意識された事や、原油相場の上昇、ドル安や米国株高が材料視され上昇。中心限月の3月限は1トロイオンス1033.50ドル(+11.00ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引では米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録発表後のドル高を受けて軟調となり、序盤は小安く推移した。その後、通常取引きに入ると、ドル買いが一服した事による割安感から買い戻しに反転。また、供給逼迫による需給バランスの観点や、米国株の上昇、原油高が意識され、上げ幅を拡大したパラジウムは、買い優勢で取引きを終えた。なお、この日のプラチナの清算値は996.60ドル(-7.40ドル)と3日ぶりに反発。22日時点での両銘柄の価格差は34.10ドル(パラジウム高)となった。
国内のパラジウムは、買いが優勢となったNY相場高を映して上昇。買取では1gあたり3,796円(+38円)と、値を上げ反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/23 3796円 (+38円)
02/22 3758円 (-44円)
02/21 3802円 (+44円)
02/20 3758円 (-33円)
02/19 3791円 (+103円)
02/16 3688円 (+38円)
02/15 3650円 (+5円)
02/14 3645円 (-5円)
02/13 3650円 (+59円)
02/09 3591円 (-92円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,713円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在の金相場は1トロイオンス1330.05ドル、パラジウムは1035.30ドル、為替は1$106円90銭前後の値動きで推移しております。