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【金相場】週明け19日のNY金相場は、ドル安が手がかりとなったほか、投資家のリスク回避姿勢が強まり上昇。中心限月の4月限は1317.80ドル(+5.50ドル)と、プラス圏で推移し、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。序盤の金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を20-21両日に控えて、全体的に様子見ムードが広がり前週末相場を挟んで売り買いが交錯するなど神経質な展開となった。しかし、その後は欧州株価に続き、米国株価が下げ幅を拡大するなど投資家心理が後退。安全資産とされる金を買う動きが活発化したほか、外国為替市場ではドル安・ユーロ高に振れた事も支援材料となり、相場は一時1320ドル近辺まで上昇した。ただ、その後はFOMCの会合結果を見極めたいとした様子見もあって、午後にかけて上げ渋る展開となった。
国内の金相場は、買いが優った週明けのNY相場高を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,809円(+17円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/20 4809円 (+17円)
03/19 4792円 (-19円)
03/16 4811円 (-32円)
03/15 4843円 (-22円)
03/14 4865円 (+14円)
03/13 4851円 (-18円)
03/12 4869円 (+26円)
03/09 4843円 (-3円)
03/08 4846円 (-25円)
03/07 4871円 (+22円)
直近10日間の金相場平均価格:4,840円/g
【パラジウム相場】週明け19日のNYパラジウム相場は、ドル安を背景に買われるも、リスク選好意欲の後退から売りも出て小動きな展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス987.40ドル(-1.15ドル)と、小幅ながら値を落とし、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調な動きとなった前週末相場の流れを引き継ぎ、時間外取引では買いが先行し小高く推移した。その後、2016年の米大統領選でトランプ陣営が使った選挙コンサルティング会社が、フェイスブック利用者5000万人超の個人情報を不正に入手していたとの報が流れると、投資家のリスク選好意欲が後退。欧州株価の下落に続き、米国株価が下げ幅を拡大するにつれ、パラジウムも徐々に売り押され、相場は拮抗する展開となった。ただ、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いに傾斜した事もあって、割安感からの買い支えから大きな売りには繋がらず、前日終値を挟んでもみ合いとなった。
国内のパラジウムは、マイナスサイドに転じた週明けのNY相場を映して反落。買取では1gあたり3,569円(-22円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/20 3569円 (-22円)
03/19 3591円 (+16円)
03/16 3575円 (-11円)
03/15 3586円 (-21円)
03/14 3607円 (+59円)
03/13 3548円 (-81円)
03/12 3629円 (+92円)
03/09 3537円 (+27円)
03/08 3510円 (-38円)
03/07 3548円 (-38円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,570円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:35現在の金相場は1トロイオンス1320.15ドル、パラジウムは988.55ドル、為替は1$106円22銭前後の値動きで推移しております。