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【31日 パラジウム相場】先週末31日のニューヨークパラジウム相場は反発。中心限月の12月限は1トロイオンス791.80ドル(+11.10ドル)と、値を下げた前日相場の安値反動から買い戻され、この日の貴金属市場では唯一プラスに転じて取り引きを終了。この日の貴金属はパラジウムを除いて序盤から軟調に推移し売りが先行。日銀による予想外の追加金融緩和の発表を受けて外為市場ではドル買い・円売りが加速し、ドルはユーロに対しても上昇するなど主要通貨に対して急伸。ドル建ての貴金属は割高感から相場を圧迫される中、パラジウムは堅調に推移した。途中、金・プラチナが下げ幅を拡大した事や、ドルの一段高を背景にパラジウムも売りが優勢となり一時772ドルまで下押される場面もあったが、下値を維持した後は、安値拾いの買いや、株式相場の急伸、米の景気回復期待感から相場は反転しプラス圏に浮上。前日高値を上抜いた後も堅調に推移し、結局この日の貴金属市場の中では唯一値を上げて週末の取り引きを終えた。中心12月限の値動き、安値(772.70ドル)、高値(795.35ドル)、終値(792.30ドル)。
先週(27日~31日)のNYパラジウム相場は、市場心理が改善した事をきっかけに30日を除いて全日プラス圏で推移。値を下げた30日までパラジウムは9連日高と8月(6日〜18日相場)以来最長を記録するなど一段高で推移。週末終値(31日:791.80ドル)では、前週末終値(24日:780.90ドル)に対して1トロイオンス+10.90ドル(+1.3%)と、2週連続プラスで越週となりました。(2週の上げ幅+35.10ドル:+4.3%)。5営業日のパラジウム平均価格は1トロイオンス790.74ドル。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(27日~31日)》
10/27 787.15ドル (+6.25ドル)
10/28 793.35ドル (+6.20ドル)
10/29 800.70ドル (+7.35ドル)
10/30 780.70ドル (-20.0ドル)
10/31 791.80ドル (+11.10ドル)
※前週末比:1トロイオンス+10.90ドル(+1.3%)
(5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス790.74ドル)
【3日 パラジウム相場】週明け3日のニューヨークパラジウム相場は続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス804.40ドル(+12.60ドル)と2営業日続伸し、9月24日相場以来およそ6週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは序盤から堅調に推移。途中ドルが各主要通貨に対し上昇した事を受けて売られた場面もあったが、米国経済の回復期待観測や、米自動車販売台数の増加、工業用や宝飾品の需要増加観測からこの日も買いが優勢となり再び800ドルを回復。また、プラチナが3営業日ぶりにプラス圏に転じた事も、パラジウム相場の支援材料となり、この日は9月24日相場以来およそ6週間ぶりの高値をつけて取引きを終えた。この所の米国経済の強い指標が相場の後押しとなっており、パラジウムは直近高値を上抜き一段高となった。
国内のパラジウム相場は海外相場が9月24日相場以来およそ6週間ぶりの高値をつけた事や、為替が円安・ドル高に振れた事から急伸。買取では1gあたり3,089円(+173円)と再び3,000円台へ価格をのせ一段高へ。国内では9月19日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの高値となりました。
11:30現在のパラジウムは1トロイオンス801.20ドル前後の値動きで推移しております。