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【金相場】29日のNY金相場は、30日のイースター休暇を控え全体的に方向感が乏しい展開となる中、米国株の上昇や、ユーロ安・ドル高を背景に相場を圧迫され小幅安に。中心限月の6月限は1トロイオンス1327.30ドル(-2.70ドル)と、マイナス圏で推移し、3営業日続落して取引きを終了。この日発表された米経済指標では3月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を下回ったものの、2月PCEコア指数は市場予想と一致したことから、外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇。ドル建ての金商品は割高感に圧迫されたほか、米国株が堅調な動きとなった事も材料視され、金にはこの日も売り圧力がかかりやすかった。ただ、翌30日はイースター(復活祭)に伴い休場となるため市場参加者が限られたほか、元ロシア情報員殺人未遂事件をめぐる米欧諸国とロシアの対立や米中間の貿易摩擦問題など、世界的な不確定要素が引き続き相場を下支えし、値幅は限定的となった。
国内の金相場は、軟調な動きとなったNY相場を映して3日続落。買取ベースでは1gあたり4,863円(-18円)と、値を落としマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
03/30 4863円 (-18円)
03/29 4881円 (-8円)
03/28 4889円 (-22円)
03/27 4911円 (+42円)
03/26 4869円 (+48円)
03/23 4821円 (-38円)
03/22 4859円 (+50円)
03/20 4809円 (+17円)
03/19 4792円 (-19円)
03/16 4811円 (-32円)
直近10日間の金相場平均価格:4,851円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感やテクニカル要因に下押され軟調に推移。中心限月の6月限は1トロイオンス943.80ドル(-19.40ドル)と、売りが優り続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日相場の安値反動から、時間外取引では買い戻しが入って小高く推移した。しかしその後は、ドル買いが進んだ事で割高感が意識されたほか、3月シカゴ購買部協会景気指数や、3月ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)が、それぞれ低調な内容となった事で相場を圧迫。米中貿易摩擦への警戒感がやや後退し、株高が進むなどリスク選好地合いに下値を支えられるも、米欧諸国とロシアとの対立不安や、テクニカルな売りが出た事で、この日は軟調な展開となった。
国内のパラジウムは、テクニカル要因から売り押されたNY相場を映して反落。買取では1gあたり3,456円(-70円)と、4営業日ぶりに値を下げ反落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/30 3456円 (-70円)
03/29 3526円 (+21円)
03/28 3505円 (±0円)
03/27 3505円 (+17円)
03/26 3488円 (-44円)
03/23 3532円 (-48円)
03/22 3580円 (+11円)
03/20 3569円 (-22円)
03/19 3591円 (+16円)
03/16 3575円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,533円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:35現在の金相場は1トロイオンス1329.75ドル、パラジウムは950.50ドル、為替は1$106円19銭前後の値動きで推移しております。