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【金相場】24日のNY金相場は、売り一巡後の安値拾いや、株価下落、ドル高一服による割安感から買い戻され上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1333.00ドル(+9.00ドル)と、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。前日までの3営業日は、北朝鮮情勢をめぐる地政学的リスクが後退したほか、ムニューシン米財務長官が訪中の意向を示したことで米中間の貿易摩擦激化に対する懸念が和らぎ、「安全資産」としての金需要が後退し売り優勢の展開となっていた。このため、この日は安値拾いの買いが入りやすかったほか、市場を取り巻く環境は依然として不確定要素も多く、リスク回避として金を買う動きがあった事や、株価急落が材料となり上昇。加えて、外国為替市場でドルが対ユーロで軟化したことも割安感につながり、金買いを後押しする展開となった。
国内の金相場は、買いが優ったNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,983円(+22円)と、プラス圏で推移し、直近高値圏へ再浮上しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/25 4983円 (+22円)
04/24 4961円 (+15円)
04/23 4946円 (-25円)
04/20 4971円 (-19円)
04/19 4990円 (+26円)
04/18 4964円 (-6円)
04/17 4970円 (-4円)
04/16 4974円 (+29円)
04/13 4945円 (-25円)
04/12 4970円 (+22円)
直近10日間の金相場平均価格:4,967円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、引き続き利益確定売りが出たほか、株価下落などリスクオフの流れにつられ売り優勢の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス971.86ドル(-7.90ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、大幅安となった前日相場の流れを引き継いで、時間外取引より売りが進み安寄りした。また、外国為替市場ではドル高が進んだほか、供給逼迫不安の後退、テクニカル要因から売りが出た事で、相場は一時960ドルを下回るなど下げ幅を拡大する場面もあった。ただ、ドル高が一服したほか、値ごろ感による買い戻し、金の上昇などが意識され、やや下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、引き続き調整地合いとなったNY相場を受けて続落。買取では1gあたり3,618円(-38円)と、マイナス圏で推移し続落しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/25 3618円 (-38円)
04/24 3656円 (-129円)
04/23 3785円 (+10円)
04/20 3775円 (-21円)
04/19 3796円 (+86円)
04/18 3710円 (+43円)
04/17 3667円 (+44円)
04/16 3623円 (+97円)
04/13 3526円 (+11円)
04/12 3515円 (+32円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,667円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:45現在の金相場は1トロイオンス1331.85ドル、パラジウムは969.20ドル、為替は1$108円93銭前後の値動きで推移しております。