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【金相場】週明け10日のNY金相場は反落。中心限月の12月限は1159.80ドル(-10.0ドル)と、前週末に急伸した反動から利益確定売りが出た事で、この日はマイナス圏で取引きを終了。先週末に発表された米国の10月雇用統計への失望によるドル売り、金買いの流れは一服。序盤は前日終値近辺で推移したが、徐々に利益確定を目的とした売りから相場を圧迫し売りが優勢となった。また、この日発表された米の労働市場情勢が改善した事から、外為市場でドルが上昇。ドル高も金相場の下押し材料となった。
国内の金相場は、利益確定売りが進んだ週明けの海外相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,570円(-32円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落しました。
≪直近10日間の金相場価格推移≫
11/11 4570円 (-32円)
11/10 4602円 (+76円)※最高値
11/07 4526円 (+14円)
11/06 4512円 (-57円)※最安値
11/05 4569円 (+20円)
11/04 4549円 (+32円)
10/31 4517円 (-35円)
10/30 4552円 (-20円)
10/29 4572円 (+24円)
10/28 4548円 (-23円)
直近10日間の金平均価格:4,552円/g
【パラジウム相場】週明け10日のNYパラジウム相場は反落。中心限月の12月限は1トロイオンス766.25ドル(-6.30ドル)と、前週末の急伸した反動から値を下げ、この日は売りが優勢となった。週明けの貴金属市場は、先週末(7日)にドル安を背景に急伸した反動から、利益確定売りが出た事で総じて軟調に推移。パラジウムも小動きな状況の中、序盤から売りが先行。途中、前日終値を上回り買いが優勢となる場面もあったが上昇が一服した後は、ドル高による割高感や軟調に推移しているプラチナ・金の値動きを眺めて再び売りが優勢となり、結局マイナス圏でこの日の取引きを終えた。ただ、ウクライナを巡り親ロシア派と政府軍の対立が再び激化していると伝わり、先行き懸念から相場は下支えされた。
ウクライナ東部で9日、同国からの分離独立を掲げる親ロシア派勢力の陣地へ向かう軍用車両の隊列が目撃された。親ロシア派が掌握する東部ドネツクでは同日から激しい砲撃が起きており、9月から続く親ロシア派武装勢力と政府軍の停戦が崩壊の危機に直面し、全面的な戦闘再発の懸念が高まっている。全欧安保協力機構(OSCE)の監視団は8、9の両日、親ロシア派の支配地域から前線へ向かう戦車などの車列を確認。親ロシア派支配下の最大都市ドネツク周辺では、約2時間にわたり迫撃砲の音が鳴り響き、午後も砲撃が続くなど親ロシア派、政府軍による双方の対立が激化している模様。先日7日にウクライナ軍は、戦車や重火器からなる大規模なロシア軍部隊が、国境地帯を越境してウクライナ入りしたと発表していた。
国内のパラジウム相場は売りが優勢となった週明けの海外相場を映して反落。買取では1gあたり2,992円(-10円)と、小幅に値を下げマイナスに転じました。
≪直近10日間のパラジウム相場価格推移≫
11/11 2992円 (-10円)
11/10 3002円 (+37円)
11/07 2965円 (-5円)
11/06 2970円 (-59円)
11/05 3029円 (-60円)
11/04 3089円 (+173円)※最高値
10/31 2916円 (-16円)
10/30 2932円 (+11円)
10/29 2921円 (+43円)
10/28 2878円 (±0円)※最安値
直近10日間のパラジウム平均価格:2,969円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金は1トロイオンス1156.75ドル、パラジウムは767.30ドル、為替は1$114円72銭前後の値動きで推移しております。