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【金相場】13日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の公表を控えて様子見ムードが続く中、ドル安に振れる場面では買いが旺盛となり上昇。中心限月の8月限は1トロイオンス1301.30ドル(+1.90ドル)と、小幅ながら値を上げ反発して取引きを終了。この日の金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、外国為替市場ではドル高に振れたことを受けて軟調なスタートとなった。その後、通常取引きが始まると売りが一巡。米中間の貿易摩擦が悪化するとの見方から、ドルが下落したことを手掛かりに金相場は上げに転じ、1300台ドルに戻して取引きを終えた。14日には欧州中央銀行(ECB)、15日には日銀の政策決定が控えており、投資家の注目が集まっている。中でもECBは大規模な国債買い入れ政策の段階的縮小を示唆すると予想されており、これがユーロ相場を上昇させ、欧州勢の金需要を高める可能性がある。
通常取引終了後にFOMC結果が発表され、0.25ポイントの追加利上げが予想通り決定。FOMC後に公表した参加者の2018年の利上げ見通しの中央値が年4回と、前回3月時点の年3回から上方修正された。
国内の金相場は、小幅ながら値を上げたNY相場を映して小反発。買取ベースでは1gあたり4,927円(+2円)と、横ばい圏ながらプラスに転じ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
06/14 4927円 (+2円)
06/13 4925円 (-8円)
06/12 4933円 (+39円)
06/11 4894円 (-5円)
06/08 4899円 (-19円)
06/07 4918円 (+6円)
06/06 4912円 (+20円)
06/05 4892円 (+8円)
06/04 4884円 (+12円)
06/01 4872円 (-5円)
直近10日間の金相場平均価格:4,906円/g
【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、ドル高要因や利益確定売りが出た事でマイナス圏で推移。中心限月の9月限は1トロイオンス1007.20ドル(-8.10ドル)と、値を落とし続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、FOMC結果を控え外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが進んだ事を受けて、時間外取引より安寄りした。また、この所の高値推移(約2ヶ月ぶりの高値水準)による利益確定売りや、米中間の貿易摩擦懸念、軟調となった米国株が意識され下げ幅を拡大。相場は一時1000ドル台を割込む場面もあった。ただ、売りが一巡すると安値拾いから下値を買い支えられ、再度1000ドル台に回復。ドル高が一服しユーロが堅調となった事を受けて、戻りを買われ下げ幅を縮小した。
国内のパラジウム相場は、売り優勢となったNY相場安を映して、3営業日ぶりに反落。買取では1gあたり3,796円(-60円)と、前日付けた2月27日相場(3ヶ月半)ぶりの高値から値を落とし、上値追いが一服しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/14 3796円 (-60円)
06/13 3856円 (+6円)
06/12 3850円 (+65円)
06/11 3785円 (-6円)
06/08 3791円 (-38円)
06/07 3829円 (+92円)
06/06 3737円 (-5円)
06/05 3742円 (-16円)
06/04 3758円 (+81円)
06/01 3677円 (+21円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,768円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1299.65ドル、パラジウムは1007.15ドル、為替は1$110円25銭前後の値動きで推移しております。