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2018年06月21日国内貴金属はNY市場の値動きや、為替動向からまちまちの展開に。

【金相場】20日のNY金相場は、ドル高・ユーロ安基調の継続に伴う割高感に押され軟調地合いが継続。中心限月の8月限は1トロイオンス1274.50ドル(-4.10ドル)と、マイナス圏で推移し続落して取引きを終了。この日の金相場は、リスク回避の動きが一服する中、外国為替市場ではドル高・ユーロ安の流れが継続し、金商品は時間外取引より売りが先行した。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が、欧州中央銀行(ECB)主催の会合で緩やかな利上げ継続に積極的な姿勢を改めて示した事もあって、買いが入りづらい地合いだった。 ただ、欧州連合(EU)は、米国による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置への報復として、総額28億ユーロ相当の米国産品に追加関税を課すと発表。世界的な通商摩擦激化に対する懸念が強まる中、金には逃避目的としての買いが入る場面もあり、下値は抑えられた。

国内の金相場は、NY市場ではドル高に圧迫され売りが優るも、為替が円安に傾斜した事から円建ての金相場は下げを埋め横ばい。買取ベースでは1gあたり4,832円(±0円)と、前日比変わらずの展開となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

06/21   4832円 (±0円)

06/20   4832円 (-32円)

06/19   4864円 (-16円)

06/18   4880円 (-77円)

06/15   4957円 (+30円)

06/14   4927円 (+2円)

06/13   4925円 (-8円)

06/12   4933円 (+39円)

06/11   4894円 (-5円)

06/08   4899円 (-19円)

直近10日間の金相場平均価格:4,894円/g


【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や米国発の世界的な貿易摩擦への警戒感から売り優勢に。中心限月の9月限は1トロイオンス957.20ドル(-3.10ドル)と、小幅ながら続落しマイナス圏で取引きを終了。この日は、外国為替市場でドル高・ユーロ安の流れが進行し、パラジウムは他貴金属同様に割高感から序盤より売りが先行した。その後、安値拾いから買い戻され一時プラス圏に浮上する場面もあったが、米中貿易戦争拡大への警戒感や、引き続きドル高基調が重しとなり、結局売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、NY市場では売りが優勢となるも、為替が円安に傾斜した事から下げを戻して横ばい。買取では1gあたり3,645円(±0円)と、前日比変わらずの値動きとなり、下げ止まりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/21  3645円 (±0円)

06/20  3645円 (-81円)

06/19  3726円 (-5円)

06/18  3731円 (-81円)

06/15  3812円 (+16円)

06/14  3796円 (-60円)

06/13  3856円 (+6円)

06/12  3850円 (+65円)

06/11   3785円 (-6円)

06/08   3791円 (-38円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,764円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1269.55ドル、パラジウムは962.40ドル、為替は1$110円59銭前後の値動きで推移しております。