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2018年06月28日国内金相場は軟調地合いが継続したほか、パラジウムもマイナス圏に転じ前日の急騰から一服。

【金相場】27日のNY金相場は、対ユーロでのドル高進行に圧迫され売り優勢の展開に。中心限月の8月限は1トロイオンス1256.10ドル(-3.80ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日は未明から一段とドル高・ユーロ安が進行した事で、金商品は割高感が意識され序盤より安寄りした。その後、ドル高一服を受け売りが一巡すると、安値拾いから買い戻されプラス圏に浮上する場面もあったが、米国トランプ大統領の中国投資制限についての発言を受けて、米中両国の貿易摩擦に対する過度な警戒感が後退する中、安全資産としての金買い需要も後退し、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、ドル高に押されたNY相場を映してマイナス圏で推移。買取ベースでは1gあたり4,757円(-16円)と、値を下げ3営業日続落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

06/28   4757円 (-16円)

06/27   4773円 (-6円)

06/26   4779円 (-32円)

06/25   4811円 (-21円)

06/22   4809円 (-23円)

06/21   4832円 (±0円)

06/20   4832円 (-32円)

06/19   4864円 (-16円)

06/18   4880円 (-77円)

06/15   4957円 (+30円)

直近10日間の金相場平均価格:4,829円/g


【パラジウム相場】27日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感や株安が意識され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス943.90ドル(-10.80ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日は急反発した前日相場の流れを引き継ぎ序盤は買いが先行した。その後、米国トランプ大統領の中国投資制限についての発言をきっかけに、外国為替市場ではドル高・ユーロ安が進行。ドル建てのパラジウムは割高感が意識されると、一部で利確売りが出た事や、米国株が軟調となった事も材料視され、結局売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、利確売りやドル高要因に圧迫されたNY相場を映して反落。買取では1gあたり3,586円(-27円)と、マイナス圏での値動きとなり反落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/28  3586円 (-27円)

06/27  3613円 (+92円)

06/26  3521円 (-65円)

06/25  3586円 (±0円)

06/22  3586円 (-59円)

06/21  3645円 (±0円)

06/20  3645円 (-81円)

06/19  3726円 (-5円)

06/18  3731円 (-81円)

06/15  3812円 (+16円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,645円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:40現在の金相場は1トロイオンス1255.80ドル、パラジウムは951.55ドル、為替は1$110円30銭前後の値動きで推移しております。