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2014年11月21日円安要因から国内金相場は反発↑再び年初来高値を上抜き、およそ1年6カ月ぶりの価格水準へ上伸。

20日のNY金相場は続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1190.90ドル(-3.0ドル)と、小幅に値を下げ2営業日続落して取引きを終了。序盤の金相場は、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表後の弱基調を引き継ぎ軟調に推移。途中、ドルが軟化した事や、実需筋からの買いが入りプラス圏に浮上するも、良好な米の経済成長を背景に早期利上げ観測や、ドルの先高感から金は相場を圧迫され、2営業日続落してこの日取引きを終えた。30日に行われるスイス国民投票(スイス中央銀行の金準備積み増しを義務付ける法案)を控えて一部では材料視している動きもあり、動向が注視されている。

国内の金相場は円安要因から大きく反発し上昇。買取ベースでは1gあたり4,836円(+34円)と、再び年初来高値を更新。先日同様、昨年5月15日相場以来およそ1年6ヶ月ぶりの高値を付け一段高となりました。

今週5営業日の金相場は急速に進んだ円安を背景に、20日相場を除いて全日プラス圏で推移するなど上伸。週初め17日には買取で4,737円と、年初来の高値を上抜き昨年5月29日相場(4,744円/g)以来およそ1年半ぶりの高値を記録。その後、19日まで連日で高値を更新し同日には4,800円台へ。昨日は5営業日ぶりに反落し小幅安となったものの、本日大幅に値を上げた事から、昨年5月15日相場以来の高値圏へ価格水準を切り上げました。
週間では最高値:4,836円(21日相場)、最安値:4,737円(17日相場)、平均価格は4785.2円/gとなっており、前週5営業日平均(10日~14日:4606.2円/g)に対し1gあたり+179円(+3.7%超)と、2週連続で前週平均比プラスとなりました。(2週の上げ幅+246.2円/g:+5.1%) 週間での値動きは以下の通り。

【今週5営業日の金相場価格推移(買取ベース)】

11/21   4836円 (+34円)※最高値

11/20   4802円 (-1円)

11/19   4803円 (+55円)

11/18   4748円 (+11円)

11/17   4737円 (+111円)※最安値

今週5営業日の金平均価格:4785.2円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金は1トロイオンス1192.90ドル、為替は1$117円80銭前後の値動きで推移しております。