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【金相場】週末6日のNY金相場は、堅調な伸びとなった6月雇用統計や投資家のリスク選好意欲の高まりを受けてマイナス圏に沈下。中心限月の8月限は1トロイオンス1255.80ドル(-3.00ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日、米労働省が発表した6月の雇用統計によると、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は、季節調整済みで前月比21万3000人増と、市場予想の19万5000人増を上回ったほか、好調の目安となる20万人を2カ月連続で上回るなど堅調な伸びを継続。失業率では4.0%と前月の3.8%から上昇し、今年3月以来の高水準となるも、景気拡大を背景とした雇用の底堅さを改めて示したため、株高が進むなど投資家のリスク選好意欲が強まる中、金商品は相場を圧迫された。ただ、雇用統計では平均賃金の伸びが鈍化したことを受け、外国為替市場ではドルがユーロに対して軟化したため金に割安感が生じたほか、米国と中国が6日に「貿易戦争」に突入し、世界経済への影響が懸念されていることから、安全資産として金には一定の買い支えも入り下値は限定的だった。
国内の金相場は、小幅安に振れた週末のNY相場を映してマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり4,784円(-7円)と、小幅ながら値を下げ、4営業日ぶりに小反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
07/09 4784円 (-7円)
07/06 4791円 (+5円)
07/05 4786円 (+4円)
07/04 4782円 (+30円)
07/03 4752円 (-26円)
07/02 4749円 (-8円)
06/29 4749円 (-8円)
06/28 4757円 (-16円)
06/27 4773円 (-6円)
06/26 4779円 (-32円)
直近10日間の金相場平均価格:4,773円/g
【パラジウム相場】週末6日のNYパラジウム相場は、米国の景気拡大を背景とした投資家心理の改善を受けて堅調地合いを維持し3日続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス947.60ド(+4.90ドル)と、プラス圏で推移し買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが進んだ前日相場の反動から序盤は小安く推移し安寄りした。その後、米国の6月雇用統計が発表され、良好な内容となった事で相場は買い戻しに反転。同国の景気拡大観測から投資家心理がリスクオンに傾倒した事で、株高が進んだほか、外国為替市場ではユーロ高・ドル安に振れた事も好材料となり、次第にプラス圏に浮上した。
国内のパラジウムは、買い優勢となった週末のNY相場を映して上昇。買取では1gあたり3,613円(+11円)と、値を伸ばし、2日相場(1週間)ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/09 3613円 (+11円)
07/06 3602円 (±0円)
07/05 3602円 (+27円)
07/04 3575円 (-16円)
07/03 3591円 (-27円)
07/02 3618円 (+43円)
06/29 3575円 (-11円)
06/28 3586円 (-27円)
06/27 3613円 (+92円)
06/26 3521円 (-65円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,590円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1260.15ドル、パラジウムは955.40ドル、為替は1$110円47銭前後の値動きで推移しております。