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【金相場】10日のNY金相場は、ドル高や株高を背景に相場を圧迫され反落。中心限月では1トロイオンス1255.40ドル(-4.20ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日の金相場は、外国為替市場ではドルがユーロに対して堅調となった事を受けて、序盤より売りが先行した。また、米中貿易摩擦激化に対する警戒感は消えていないが株高が続いており、利益確定を狙った売りが出やすかった事も圧迫要因となり下げ幅を拡大した。ただ、ドル買いが一服すると、金は安値拾いから買い戻しが入り反発。引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場や、未明に進んだ円高要因からマイナスサイドに転じ反落。買取ベースでは1gあたり4,792円(-20円)と、前日付けた約3週間(6月21日相場)ぶりの高値から後退し、上昇一服となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
07/11 4792円 (-20円)
07/10 4812円 (+28円)
07/09 4784円 (-7円)
07/06 4791円 (+5円)
07/05 4786円 (+4円)
07/04 4782円 (+30円)
07/03 4752円 (-26円)
07/02 4749円 (-8円)
06/29 4749円 (-8円)
06/28 4757円 (-16円)
直近10日間の金相場平均価格:4,778円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する利確売りや、ドル高進行に相場を圧迫され5営業日ぶりに反落。中心限月の9月限は1トロイオンス937.60ドル(-17.10ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までに4連騰し約2週間ぶり(6月26日相場)の高値を付けるなど、堅調地合いとなっていた事から、この日は利益を確定する動きが出やすかったほか、ユーロ高一服を受けてドルが堅調となった事も、圧迫材料となり序盤より軟調となった。その後、米国株が引き続き堅調となった事で、やや買い戻される場面もあったが、米中貿易摩擦への警戒感が依然として意識された事が重しとなり、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、利益確定売りに押されたNY相場や、円高の進行を背景に相場を圧迫され反落。買取では1gあたり3,553円(-92円)と、5営業日ぶりに値を下げ、前日付けた約3週間(6月21日相場)ぶりの高値から後退しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/11 3553円 (-92円)
07/10 3645円 (+32円)
07/09 3613円 (+11円)
07/06 3602円 (±0円)
07/05 3602円 (+27円)
07/04 3575円 (-16円)
07/03 3591円 (-27円)
07/02 3618円 (+43円)
06/29 3575円 (-11円)
06/28 3586円 (-27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,596円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:40現在の金相場は1トロイオンス1253.80ドル、パラジウムは940.15ドル、為替は1$111円06銭前後の値動きで推移しております。