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2018年07月17日国内貴金属は軟調な展開に↓金・パラジウム共に3営業日ぶりに値を下げ、高値圏から反落。

【金相場】週明け16日のNY金相場は、米国の長期金利の上昇やドル売り一服を背景に圧迫され小幅続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1239.70ドル(-1.50ドル)と、横ばい圏ながら小幅に値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、外国為替市場ではドルが対ユーロで下落するなど軟調となった事から、ドル建てで取引される金商品は割安感から買われ、早朝まで堅調に推移していた。ただ、朝方に発表された小売売上高も含めて最近の米経済指標が総じて好調な内容であることから、FRBによる利上げペースが加速するのではないかとの観測が広がる中、米国の長期金利がやや上昇し、ドル売りも一服。相対的に金には下押し圧力がかかり、相場は次第にマイナス圏に沈下した。なお、この日はパウエルFRB議長による議会証言を17、18の両日に控えて様子見ムードも強かった。

連休明けの国内金相場は、週末・週明け2日間のNY相場の値動きを映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,803円(-34円)と、3営業日ぶりに反落し、前営業日に付けた約3週間半ぶりの高値から後退しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

07/17  4803円 (-34円)

07/13  4837円 (+41円)

07/12  4796円 (+4円)

07/11  4792円 (-20円)

07/10  4812円 (+28円)

07/09  4784円 (-7円)

07/06  4791円 (+5円)

07/05  4786円 (+4円)

07/04  4782円 (+30円)

07/03  4752円 (-26円)

直近10日間の金相場平均価格:4,794円/g


【パラジウム相場】週明け16日のNYパラジウム相場は、原油安や軟調となった他貴金属相場の流れを受けて売りが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス913.50ドル(-19.30ドル)と、4月上旬以来およそ3ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より軟調な展開となった。その後、外国為替市場ではドルが主要通貨に対して下げた事で一旦は買い戻されるも、原油相場の下落や、軟調となった他貴金属の値動きを眺めて、パラジウムも下押され下げ幅を拡大。また、米ロ首脳会談を控え持ち高調整売りも出やすかった事も圧迫材料となった。

連休明けの国内パラジウムは、2日間(前週末・週明け)のNY相場安を映して上値追いが一服。買取では1gあたり3,526円(-119円)と、前営業日に付けた3週間(6月21日相場来)ぶりの高値から後退し、3営業日ぶりに反落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/17  3526円 (-119円)

07/13  3645円 (+54円)

07/12  3591円 (+38円)

07/11  3553円 (-92円)

07/10  3645円 (+32円)

07/09  3613円 (+11円)

07/06  3602円 (±0円)

07/05  3602円 (+27円)

07/04  3575円 (-16円)

07/03  3591円 (-27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,604円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:30現在の金相場は1トロイオンス1243.65ドル、パラジウムは921.90ドル、為替は1$112円39銭前後の値動きで推移しております。