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【金相場】1日のNY金相場は、米FOMC結果を控えて様子見ムードが広がる中、ドル高ユーロ安の進行に圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1227.60ドル(-6.00ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日の外国為替市場では、朝方からドルがユーロに対して上昇した事から、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ売り先行となった。その後、米中貿易摩擦への再燃を受け逃避目的から金を買う動きも見られ下値を買い支えられるも、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策発表を午後に控えて手じまう動きも多く、結局売り優勢で取引きを終えた。前日から2日間の日程で開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きはほぼ確実視されていたが、市場関係者の間ではFRBがFOMC終了後に公表する声明や経済・金利見通しで、年内あと2回と想定される利上げを示唆するかどうかに注目が集まっていた。通常取引き終了後に発表されたFOMC声明では、FRBは政策金利の据え置きを決定。ただ、6月の前回会合から景気判断を引き上げ、9月に今年3回目の利上げを視野に入れていることを示唆した。声明内容がほぼ想定内だったこともあり、発表後は値頃感から一時買い戻されたが、次第に売り押され相場は拮抗する展開となった。
国内の金相場は、ドル高に圧迫されたNY相場の流れを映し反落。買取ベースでは1gあたり4,688円(-29円)と、値を下げマイナス圏に転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/02 4688円 (-29円)
08/01 4717円 (+37円)
07/31 4680円 (-1円)
07/30 4681円 (-9円)
07/27 4690円 (-19円)
07/26 4709円 (+5円)
07/25 4704円 (+6円)
07/24 4498円 (-22円)
07/23 4720円 (-24円)
07/20 4744円 (-25円)
直近10日間の金相場平均価格:4,703円/g
【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する利益確定売りに押されマイナス圏へ。中心限月の9月限は1トロイオンス911.90ドル(-20.00ドル)と、3営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日のパラジウムは、外国為替市場でドルが堅調に推移した事から序盤より売りが先行し軟調となった。また、前日まで2連騰していた事から、利確売りが出やすかったほか、米国の7月自動車販売台数の減少、不透明な米中貿易への警戒感から、売りが広がり下げ幅を拡大した。この他、米FOMC結果を控えた様子見や、サマーシーズンを迎え需要減、米国株の軟化も意識され、この日は3営業日ぶりにマイナス圏に沈下した。
国内のパラジウムは、利確売りに押されたNY相場安を映して3営業日ぶりにマイナス圏へ。買取では1gあたり3,494円(-59円)と、前日に付けた約3週間ぶりの高値から一服となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/02 3494円 (-59円)
08/01 3553円 (+32円)
07/31 3521円 (+16円)
07/30 3505円 (-16円)
07/27 3521円 (-27円)
07/26 3528円 (+76円)
07/25 3472円 (±0円)
07/24 3472円 (+86円)
07/23 3386円 (+33円)
07/20 3353円 (-141円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,483円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。14:20現在の金相場は1トロイオンス1220.55ドル、パラジウムは913.60ドル、為替は1$111円58銭前後の値動きで推移しております。