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【21日 金相場】先週末21日のNY金相場は反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1197.70ドル(+6.80ドル)と、中心終値では先月30日以来およそ3週間ぶりの高値をつけて取引きを終了。この日、中国人民銀行(中央銀行)が、景気を支えるために約2年4カ月ぶりに利下げに踏み切った事から、価値保存手段としての金は需要期待感から買いが優勢となった。また、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が一段の追加緩和策を講じる可能性があると示唆した事から、余剰資金が金市場に流入するとの期待感も追い風となり、一時1200ドル超まで上伸。その後、外為市場でドルがユーロに対して急伸した事から、ドル建ての金相場は割高感から上値を抑えられ、小幅高で週末の取引きを終えた。12限月の値動きは、高値1207.60ドル、安値1186.10ドル、終値1197.70ドル。
先週末(21日)のNY金相場は、前週末(14日)終値比 1トロイオンス+12.10ドル(+1%)と2週連続プラスで越週となりました。(2週の上げ幅+27.90ドル:+2.3%)5営業日(17日~21日) の金平均価格は1トロイオンス1192.62ドルと、前週平均比(10日~14日 :1165.80ドル)では、+26.82ドル(約+2.2%)。 5営業日の値動きは以下の通り。
《NY金相場 先週の値動き(17日~21日)》
11/17 1183.50ドル (-2.10ドル)
11/18 1197.10ドル (+13.60ドル)
11/19 1193.90ドル (-3.20ドル)
11/20 1190.90ドル (-3.00ドル)
11/21 1197.70ドル (+6.80ドル)
※前週末比:1トロイオンス+12.10ドル(約+1%)
(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1192.62ドル)
【24日 金相場】週明け24日のNY金相場は小反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1195.70ドル(-2.0ドル)と、最近上昇した高値反動から、目先の利益を確定する目的の売りが優勢となった事で、小幅安でこの日の取引きを終了。この日の金相場は、利益確定を目的とした売りや、感謝祭の連休を控えたポジション調整目的の売りが出た事で相場を圧迫された。ただ、前週末に発表された中国の利下げや欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和観測を受けた買いや、対ユーロでのドル安を背景とした買いが相場を下支え、下げ幅は小幅に抑えられた。
国内の金相場は続伸。買取ベースでは1gあたり4,862円(+26円)と、年初来高値を連日で更新。昨年5月15日相場以来およそ1年6か月ぶりの高値圏で推移し、現在高騰中。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1198.35ドル、為替は1$117円92銭前後の値動きで推移しております。