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【金相場】週末3日のNY金相場は、予想以下の米雇用統計を受けたドル安の流れを受けて上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1223.20ドル(+3.10ドル)と、買い優勢となり3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の金相場は、米国の雇用統計発表を控え、堅調結果を意識したドル買いが先行し、金は時間外取引では安寄りした。ただ、発表された7月の非農業部門雇用者数は前月比15万7000人増と、伸びが市場予想を下回り低調な結果に。外国為替市場ではドル売りに反転すると、金商品は割安感から買い戻しが広がり上昇に転じた。また、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した7月の非製造業景況感指数が市場予想より大幅に低下したことや、米国との貿易摩擦が激化する中で中国が人民元の下落に歯止めをかける措置を発表したことも材料視され、次第にプラス圏に浮上し買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、週末のNY市場が小幅高に振れた事を映して小反発。買取ベースでは1gあたり4,660円(+3円)と、小幅ながら値を上げ3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/06 4660円 (+3円)
08/03 4657円 (-31円)
08/02 4688円 (-29円)
08/01 4717円 (+37円)
07/31 4680円 (-1円)
07/30 4681円 (-9円)
07/27 4690円 (-19円)
07/26 4709円 (+5円)
07/25 4704円 (+6円)
07/24 4498円 (-22円)
直近10日間の金相場平均価格:4,688円/g
【パラジウム相場】週末3日のNYパラジウム相場は、米中貿易摩擦への警戒感の広がりや、低調な結果となった米経済指標を背景に売りが優り反落。中心限月の9月限は1トロイオンス907.90ドル(-7.60ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤よりドル買い先行の流れに圧迫され小安く推移した。また、発表された7月米国雇用統計や、ISM非製造業景況感指数が、予想を下回る低調な結果となった事も意識され軟調な展開となった。ただ、同時にドルが軟化した事で割安感を意識した下支えや、株高が好感されやや買い戻しも見られたが、依然として米中貿易摩擦への先行き不透明感が上値を抑え、結局売り優勢で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売り優勢となった週末のNY市場を映して軟調な展開に。買取では1gあたり3,472円(-22円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/06 3472円 (-22円)
08/03 3494円 (±0円)
08/02 3494円 (-59円)
08/01 3553円 (+32円)
07/31 3521円 (+16円)
07/30 3505円 (-16円)
07/27 3521円 (-27円)
07/26 3528円 (+76円)
07/25 3472円 (±0円)
07/24 3472円 (+86円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,505円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。16:20現在の金相場は1トロイオンス1215.35ドル、パラジウムは909.75ドル、為替は1$111円33銭前後の値動きで推移しております。